アブラハム教の神学者と実践者の解釈の違い
アブラハム教とは旧約聖書をベースにする宇宙観を持つユダヤ教とキリスト教徒イスラム教のことです。
旧約聖書における「神が万物を無から創造した」というlogosの解釈は、神学者と実践者との間には違いがあります。
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カミ |
無 |
ロゴス |
信号 |
合一 |
神学者 |
客観的対象 |
不可知である |
言葉 |
感覚器官 |
自己とエネルギー |
瞑想者 |
純粋主体 |
無が神である |
宇宙の法則 |
意識 |
宇宙と真我 |
物質とエネルギー |
カタチと性質 |
31界 |
主体と現象 |
知識と智慧 |
感知の手段 |
カタチ |
形式 |
欲界 |
客観 |
知性 |
言葉 |
エネルギー |
機能 |
色界 |
主客一致に没入 |
智性 |
体感 |
段階的自己 |
認識経路 |
自己 |
生命体の創造 |
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自己 |
五取蘊 |
体に残存 |
杖を振って |
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自己の解体 |
行sankhāraなし |
「一」の中 |
神自身から人を |
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神学者は、神とヒトの一体化を否定するのに対して、
実践者は、神とヒトの一体化を肯定しますが、
人間は神にならず、
神を物質世界に閉じ込めることにもならず、
創造された世界の有限性や変動性を否定することにもならず、
アブラハム教の信仰に反さない、と考えます。