この世にゴミはない    ゴミがあるとすればまだ使い方を学んでいないだけ

野菜の皮や葉っぱ、考えてみればどれもひとつの種が育ってできたのだから、実と同じDNAです。ただ少し硬かったり、アクが強かったり、繊維質だったりするので、長めに火を加えたり、水にさらしたり、細かく切ってあげたりすると、今まで知らなかった新しい味が、あなたの体に刻まれます。

 

いつもは捨ててしまう、野菜の皮やゆで汁も、こんな使い方があります。

 

 

玉ねぎの皮のように焼いても煮ても揚げても食べられないものもありますが、漢方や染色として利用されています。 皮には「ケルセチン」を豊富に含み、血糖値や血管を気になる人の漢方として、そしてウィスターソースやトンカツソースやデミグラソースの色が濃いのは玉ねぎの皮の染色作用です。

 

大豆の煮汁

煮汁は大豆のうまみのエッセンス。砂糖が貴重品だった70年前では、甘汁として重宝されていました。

さめるとぷるぷるとした煮こごりのようにゼリー状のかたまりになります。

飲んでみると、甘い!そして大豆の味がします。

 

使い道はカレーやズープに加えたり、昔は髪を洗う時のリンス替わりに使っている地方もありました。

ケーキに使う人もいます。

 

豆造 とうぞう 千葉県中部の郷土食

煮汁に、麹、塩、干し大根を混ぜたもので温かいご飯にかけて食べます。

 

成分

リノール酸   

ビタミンE

リジンというアミノ酸が

サポニン   サポとは「泡のたつもの」を意味していて、体内で脂質の酸化を抑制し、過酸化脂質を低下させるので、血栓(けっせん)や動脈硬化の予防

カルシウム    骨を強化し、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)予防

オリゴ糖   スタキオース四糖とスクロース二糖

グリシニン・リノール酸リグニン コレステロールを低下させる作用があるので、高脂血症予防

カリウム    塩分を体外へ排出して血圧を下げる

イソフラボン・ソヤサポニン

カルシウム・マグネシウム   

     

 

ナスのヘタ

ピーマンの種や白いところ

ネギの緑の部分

里芋の親芋