スピンと回転

 

スピンと回転によってエネルギーとカタチの形態が変換している

 

 

現代物理学のスピンと回転

現代物理学によれば、スピンと回転によって物質が変化することが分かります。

宇宙で普遍なスピンと回転

 

 

仏教のスピンと回転

仏教による物質の最小単位であるsuddhāṭṭhakaも静止してはいません。

太陽の周りを公転する地球の自転のイメージです。

スピン(自転)および他の何かの周りの回転(公転)に応じて、「エネルギーのモード」と「物質のタイプ」が発生します。

 

エネルギーには、スピン(パーリ語ではbramana)と回転(パーリ語ではparibbramana)が埋め込まれています。

これらのことは以下のパーリ語仏典に記述されています。

Cūḷanikā Sutta (AN 3.80)、 

Paṭha­ma­kosala Sutta (AN 10.29)

Aggañña Sutta (DN 27)

 

 

太陽の周りを公転する地球の軸を中心に回転し、人間の領域と同じように、31のすべての領域が地球とともに移動します。

釈尊はこれらの様々な領域をいくつかの重要な経、例えば

Dhammacappavattana Sutta (SN 56.11)      転法輪経  経蔵相応部第5611

 Maha Samaya Sutta (DN 20)

            大会経   経蔵長部の第20

で説いています。

 

 

より高い領域の存在は、より低い領域の存在を「見る」ことができますが、その逆は一般的にはできません。

たとえば、devaは私たちを見ることができますが、rupi arupi brahmāsを見ることができません。

Rupi brahmāsdevaを見ることができますが、arupi brahmāsを見ることができません。

 

具体的には、無色界には「現実の」物質(suddhāṭṭhaka)の痕跡しかなく、他の27の領域にいる存在はarupi brahmāsを「見る」ことができません。

abhiññāの力を発達させるとき、人は次々とより高い領域を「見る」ことができると言われています。

そのような神通の力を発達させるためには、4番目の禅定に入る必要があります。

最終的に、8番目の禅定を開発すると(そしてattha samāpattiに入ることができるようになると)、31の領域の多くを見ることができるようになると言われています。