3　　現成公案　　第一の巻

「ここ」には表層と深層で別の世界があるって本当？　

この世界は11次元あるって本当？

オリエンテーション

「ここ」には表層と深層の世界があることを、一緒に体感したい。

表層だけを基準にしてしまうと、決まりきった法則や言葉の杓子定規に縛られてしまうことがある。

ところが深層を体感すると、この瞬間のカタチは融通無碍、自由自在、臨機応変に変化し続けていることがわかり、応用力が身につく。

例えば、生きてから死ぬ、という表層の常識が、

深層を体感してから、また表層に戻ってくると、

生と死は同時にある、ということを会得する。

人体の細胞は約３７兆個あると言われているが、一秒間に500万個が生成され、同時に500万個が消滅している。

この同じ量の生と死が同時にあることで、私たちはここに「いる」ことができる。

生が死になるのではなく、死は避けるものでもなく、死がなければ「ここ」にいることはできなくなる。

表層の原因と結果の関係は大事であるが勘違いをして結びつけてしまったものも多い。

そこで、表層だけではなく同時に深層の生死の一体を体感し、

これを反復することで、身心が整って体や精神の病が元の状態に戻ることを試してみるのはどうだろう。

死と再生のメカニズムを取り入れることで、表層に偏ることなく、深層に溺れることもなく、

どちらも大事にして、ここに「いる」ことができる。

表層と深層と全体性

この世界は11次元あるって本当？

11次元理論　 https://ja.wikipedia.org/wiki/M%E7%90%86%E8%AB%96