この世はフリー

 

この世のものはすべてが、この太陽と地球の自転が作り出したもの。 

自転は生命体にとって心地よい温度と湿度を与えてくれています。

この地球にあるすべての物質の源のなかで人間が作ったものはありません。

ヒトは生命の源の水素、酸素、炭素を作り出したことはありません。

ヒトは命を作ったこともありません。

人間はすでにあるものを効率よく利用するだけです。農業、林業、畜産、養殖、工作、工場、サイバー空間。

そして、どの原材料もエネルギーも、一番大切な空気も水も私たちの誰かがこの地球から無料でもらってきたものばかりです。たとえば魚も米もコンピューターもガソリンも原子力も。

例外は人間が作ったセシウムなどの放射能物質ぐらいかな。

それも炭素や酸素や水素や金属を大量に使ってほんの少しだけ新たな元素が作れたんだけど。

 

魚は彼らの世界で育っていくし、植物の種は水と二酸化炭素と熱と光で大きくなるし、ガスや石油も元は動植物の発酵したものだし、金属は大地に穴を開けて取ってきたもの。どれもが人間が創造したものではありません。

 

そこでよく考えてみると、この世にはじめからあるもののすべてはフリーです。

でもお金の値段はあるので、吟味していくと、これらのすべては人間の手間暇・思考の人件費ということになります。

 

この世でお金を使うのは人間だけ、他の生き物で使っているのをみたことがない。

だから、お手本はミミズと小鳥、彼らの生き方を自分の中に取り入れたい。

たまには楽しいもんですよ。

 

 

無の間をつくろう         

ゼロの空間と時間を毎日の生活の中に取り入れよう。

お金は便利、私みたいに次々と新しい共同体に関わるものはお金がないと暮らしていけない。

だからなんでもかんでも無にしようというんじゃないんだ。

一日のうちの何時間、一ヶ月のうちの何日、一年のうちの何週間かはお金を使わない時間を作ろう、という話。

ここが大事な所で、どちらかを選ぶのではなく、頭・心・体・道具を一緒に使って生きているように、

お金を必要としない生き方、

お金を効率よく使う生き方、

お金を効率よく稼ぐ生き方、

お金をお祭りのように浪費する生き方

を実はみんなもすでにしているので、それをちゃんと意識しよう、という提案です。

忙しくそんなの考える時間がないっていう人は、なにか買い物をするんだったら、まずは自分の時間を買おう。

方法は簡単、食費は一人一回25円、月1500円に、住まいは先進国ならば3万円ほどの郊外や田舎に居を移せば可能です。

もしくは、すでに家がある人のお手伝いを少しして、部屋を無料で貸してもらいましょう。

つい数十年前は、子供は幼稚園に行かず自分達で遊んでいたし、買い物はスーパーだけではなく路地で野菜を作っていたし、食事はコンビニや食堂や居酒屋だけではなく、縁側や空き地で作ったり食べたり呑んでいた。

お金は便利だけど、人と人の関係を単純で浅くする、

フリーだと相手のことを考えたりして面倒くさいこともあるけど、新たな関係が生まれてくる。

たてまえがない世界に子供はいれるし、世界で一つしかない野菜が作れるし、場所によって見る夢が違う。

 

それからどんな楽しいことが起こるかって?

他に頼る生き方だったのが、自分を含めて皆を幸せにする考え方に変わる可能性が増えちゃいます、衝撃的に。

たとえば、政府を、親を、保険を、あてにしなくなる 

まずは頼ることなしで考えてみる、するといろいろな工夫ができる。 

そして実行、失敗したところは修正、それがまた楽しい、そして再トライ。

するとまた違う結果が出てきちゃうのが嬉しくなる。。

もし外から助けがあればラッキーと思ってその時に使い道を考えます。

すると、政府や親や保険の大切さがわかってくるかもしれない。 

保険とはお金のことだけじゃない、

家族、友達、仕事、生きがい、そして心の平安だってことも。

 

消費者から生産者に

 

体と心と頭を使うから、金を使って簡単に終わらせるのではなく、体が元気になって、心が開き、頭がちゃんと動き出す。

そして次々と自分と周りが動き始める。

使うんじゃなくて生産するんだから。

うまく儲からなくても、いままでの消費していた時間を逆に生み出す時間にすることが出来のだから。

生きている実感

いままでお金を使うことで当たり前に思っていたことが、使わないことによって「いま・ここ」にいる実感が芽生えてくる。

平安

今まではお金で安心を買っていたが、使わなくても生きていけることが分かって少しずつ学んでいくと、常にどんな状況でも安心していられる。

 

足るを知る

お金を使わないことで、生きていけるんだ、ということをいろいろ体験できる。

なんとかなるじゃん、そして、なくてもやっていけるな、というところまできたらしめたもの。

戦争の規模が小さくなる

人間は思考パターンに囚われる生き物なので争いごとが常にあるのだけど、

政府にお金がないので戦争をする余裕が減り、戦争の規模は小さくなります。

するとわかってくるのは、お金が集まったところが大きな戦争をするという事実です。

 

人生に余裕ができる

言葉どおり。

この考えがしっかりわかると、健康食品・器具、自然保護、ビジネスセミナー、成功哲学、小口の金融、ギャンブルにひっかかることはない。

 

一人一人の幸せと同時に、みんなの、人間の、動物の、生物の、全ての生命体の幸せを感じる瞬間がこれからも一杯ありますように。

 

「お金と一緒に自由に楽しく生きていこう