台所 庶民の家メシ
この世にゴミなんて一つもない、もしあるとすれば、それはまだ使い方を知らないだけ。
一つの種がそだっていく。
はじめに根が生え、そして芽が出てくる。
それが茎になり、葉が生え、花が咲く。
ついに実がなり、また新たな種ができる。
一つの種から、だんだんと細胞が増えていく、一つは根となり、一つは茎となり、一つは皮となり、一つは実となる。
どれもこれも、もとは同じ源。 ところによって役目が違うだけ。
庶民の料理をつくろう 家庭料理の復権
うまさにもいろいろある。
舌のうまさ レストランや高級インスタント
頭のうまさ 成分、ブランド、有機農法
体のうまさ 働いた後の食事
命のうまさ 細胞によい、元気
心のうまさ 好きな人との食事 野原でのピクニック
家で料理を作ろう、レストランや料亭ができないほどうまいやつよ。
体と命と心にうまいやつ
スーパーマーケットの食材は安いがアジが均一的、
専門店のはうまいが高い。
わが庶民料理は余っているものでできるだけコストかけないものばかり。
炒飯、ポトフ、カレー、餃子、パスタ、どれも我らが好きな庶民料理、もともとは余った食材や捨てる食材を生かして作ったのがことの始まり。
世にでる料理本、教室、番組のどれもが、包丁の切り方から茹で方からまで贅沢なやり方ばかりで、料亭やシェフなどの専門家志向のものばっかり。 わっちらは、ただの庶民なのに。
野菜の皮や根っこや種はかんたんに捨てちゃうは、鍋一杯にお湯を沸かすは、なんでも冷蔵庫に入れちゃうは、変なことが一杯。
美味しければいいと思って、塩と油と砂糖と旨味の量をマキシマムにして酸味でその味の強さを感じないようにする小賢しい技の数々。
油なんかフライパンにしかなくても、少しの水で代わりになるし、肉魚など油があるものは弱火から始めて、その後に温度を徐々に上げれば十分だし、酸味や辛味や苦味を少し足せば塩の量を抑えられる。
ドレッシングからつゆダレまで家の調味料があれば全て一瞬でできるものばかり。必要なのは醤油、酢、酒、砂糖、味噌、塩の配合だけで、後は好みのものを足せばもう完成。
オリーブオイルがあればイタリアン、バターならばフレンチ、ごま油で中華、油なしで和食のできあがり。
料理の秘密は水と空気と膜。 水分を増やせばジューシーに、空気を増やせばやわらかさ、膜をつくってあげれば水と空気を分けてあげて、カリッとジュワー。 これらをマスターすれば、もう一流庶民料理師です。
ずっと昔からあった家庭料理にかんたんと便利を足してみよう。
圧力鍋やミキサーはやっぱり便利。
硬いものは細かく刻んだり、圧力鍋で煮たりすればたいていなんとかなります。
ただ玉ネギやニンニクの皮はどうやっても口に残ってしまいます。
煮出したら、体にいいし、染料としても使えるんだけど、手間を考えたら、わっちの場合はさすがにこれはパスさせていただいています。 何か良いほうがあれば教えてね。 ちなみに揚げてもみたんだけど口の中に残り、今ひとつでした。ただ、いろいろ効き目があるらしく、粉にして薬としたり、化粧品として売られています。試したことはありませんが。
成分 ケルセチン(ポリフェノール)
効用 抗酸化作用、アレルギー抑制、肝臓・胃腸などでの脂肪吸収抑制、糖尿病の改善
症状 糖尿病、高血圧、癌、脳血栓、心筋梗塞、動脈硬化、扁桃炎、下痢止め、便秘、出血、痛風、 筋肉疲労回復、精力減退、精神不安、不眠症、
茹で汁から、殻まで使う料理を開発して、レシピー百科まで作ちゃって次の世代に伝えていこう。
合言葉は
ゴミはまだ使い方を知らないだけ
簡単、便利、うまい
安全、楽しい、面白い
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庶民とは分けるんじゃなくて一緒になることを大切にする人たち。
お祭りやカーニヴァル好きで、そのときゃあ、なんでも笑いのめして暮らしちゃう。
年に何度かのお祭りににゃあ、真理や基準や規則なんてぶん投げちゃう。
綺麗事じゃ隠せない、力や臭や形や音がパンパンだ。