自然からのメッセージ 病いに感謝
今日も病いが体にいたずらをしている
今も体は一生懸命に闘ってくれている
そして「いま」を生きていられる
病いがどんどん教えてくれる
偏った考え方をして暮らしていることを
体が喜ぶことをしないで生きていることを
愛や感謝が足らなくて生きていることを
それも生活のどこが間違っていたのか具体的に。
そう、だから、もう今日から勘違いと体をちゃんと治していける
体からのメッセージを受け取ったら、
次にできるのは、諦めるか、もしくは向き合うこと
向き合うのだったら原因を知ることが大切です
ここでは脳が活躍します。
何を食べてきたのか?
ちゃんと体を動かしてきたのか?
ちゃんとした考え方はしているのか?
この世を理解するメタファーを付け加えたのか?
今までの考え方にプラスαの体感をしているのか?
体を、社会を、自然をちゃんと自分の一部にしようとしているのか?
自分の体とは自然の生き物の代表。
他の人とは違うんだけど、似たかたちや役割やいのちを持っている。
自分の体を知ることで他人の体も理解できる
これが他人も大切にするということ
他人の気持ちだけを理解しても、その人を大切にしているとはいえないかも
体のことを分かっていない心遣いや善意は、
頭には良いことでも体には悪いことかもしれない。
善意なのに逆に体にとんでもないことをすることが身の回りには一杯あります
脳からみれば体とは他者
たとえ自分の体であっても他者です。
内臓と自由に対話して動かしている人はあまりに少ない。
だから脳で体をわかろうとしても直ぐには分からない
まずは体に直接に聞いてあげてください、
どうしたの?って
言葉で聴いても体は答えてくれない
そこで、脳にはゆったりと休んでもらって、
息をゆっくりと吐いて、気持ちは頭からお腹に移してください
これが体の聲を聞くはじめの第一歩です。
するとある箇所では震えていたり、
ある箇所ではチクチクしていたり、
ある箇所では痺れていたり、
ある箇所では何も感じなくなっているのがわかるかもしれない。
体は次々と一瞬一瞬に教えてくれている
もし胃がもたれて勘弁してくれと言ってるのに、胃腸薬を飲んでまた食べるようじゃまだまだです。
体のためにできることをしてあげてください
噛み方
立ち方
座り方
歩き方
息の仕方
体が喜ぶこと
体にとって気持ちいいこと
病も私たちの一部
見守ってあげよう、寄り添ってあげよう
その特徴を知って、包み込むように、抱きしめるように。
病から癒えることではなく、
病みつつ生きるように
他人の病も周囲の人に警告を与えてくれている
その人が体を張ってみんなにくれた命からのメッセージ
体と心が柔らかくなる工夫の仕方こそが個性
各自のやり方は独特だけど、これが「みんな」へと通じる道
全体に一緒になるのが個性、全体から離れたがるのが「わたし」
重い病気の時には「わたし」とは戯れんじゃない、
こんな時は、体という「みんな」と溶けて一緒になるのが先決。
力を抜いて、
ゆっくりと息を吐いて
波のようにゆったりと身も心もスイングしながら!
自分の体を知るということは自然を知るということ
体の聲を聴くことは
この自然が成り立つ宇宙のルールを知るはじめの一歩
自己病歴
今まで何十という病と共に生きてきた。脳、眼、鼻、耳、舌、口内、歯、扁桃腺、皮膚、肺、心臓、肝蔵、胃、腎臓、腸、肛門、肘、膝、指、足、どこも病を持っている。
そういえば小学校一年生から学校に行かないことがあった。入学式に行ったのは覚えているんだけど、その後は入院していた。扇風機にずっとあたって寝ていたのが間接的要因で溶連菌リウマチ熱で病院暮らしにあいなった。心電図はいつも異常でどうやら狭心症と弁膜症らしい。中学校の時は猩紅熱で特別病棟に隔離されていた。肝炎は二回した。アンデスの山中で階段さえものぼれなくなって黒い尿と白い便をするようになってしまった。マラリアも一種類ではないようだ。バイクで事故ってからは膝がちゃんと曲がらなくなった。免疫細胞も過剰に働き、くしゃみの連発で肋骨にヒビが入ったこともある。アフリカでは失語症になり思考することができなくなった。キリがないのでこのあたりにするが、毎月、毎年新たな症状があらわれる。おかげでだんだんと体の聲を聞くことができるようになってきた。そうしたら自然のことがわかるようになってくる。「脳ちゃん」の自分勝手な勘違いや暴走にも、柳のように受け流す方法を覚えていくのだ。
病と怪我が「わたし」という脳の勘違いや妄想に「諦め」のきっかけを与えてくれる。
体と自然の不思議さと喜びを身をもって教えてくれる。
合掌。
現代医療の盲点は、病気の原因を心のはたらきや精神のはたらきなどの関連性の中に探そうとはしないことです。
どんな気持ちの時に症状が出るのか、どんなカラダの使い方をしていると病気が表に現れてくるのか?
このような根本原因には関心を向けません。
結局は単に悪いところを細胞レベルで分析して、症状をを抑え込み、足りないものを補充して、悪いところを取り去る、あるいは入れ替えているだけの「対処療法」に過ぎません。だから寛解に戻ってもまた再発します。
がん撲滅をスローガンにして検診が増えているのに、患者は増加傾向です。検診したから増えたんです。
癌もどきであっても余計な治療を施して手術や薬の副作用で免疫力が低下して時に症状が悪化することもある。
自分の脳が余計な行動をすることで体が危なくなっている昨今、例えば、メタボや血管病。
死への四重奏と言われるのが、高血糖、高脂肪、高血圧、高体重です。一言で言えば栄養の摂り過ぎです。そして更にひどいのは、これを利用して商売にするために、すべての基準値を下げて、全員を患者に見立て、親切な助言でもするかのように脅かす医療業界。
人類の歴史は、ずっと飢餓状態で生きてきたため、体は現代の飽食に対応できるだけの進化を遂げていない。
血糖値を上げるためには10種類以上のホルモンがあるが、下げるのはインシュリンだけ。
体は狩猟採集と簡易農業時代から何ら変わっていないにもかかわらず、文明が発達して、生活が変化し、体を動かさなくても生きていけるようになり、基礎代謝が落ち、低体温化を引き起こしている。
そうなりゃ、こんな体に合わせて生きていくしかない。
脳が求める快楽や便利な暮らしだけに身を任せてしまうと、体の一部は退化する。
自然の法則はシンプル、使うものは発達し、使わないものは退化する。
たのむよ、脳だって実は体の一部なんだから、同じ体のよしみで内臓にも優しくしておくれ。
体があっての理性や意識なんだから。
だからまずは自分の体が喜ぶことをわかることからはじめてみよう。