がんと食事療法
糖と酸化と温度
「ブドウ糖」や「IGF-1(インスリン様成長因子)」を摂取すると、「ヒドロキシルラジカル(酸化力が一番強く、毒性の強い活性酸素)」が生成され、酸化障害が起こります。
がん細胞は「脂肪酸合成」を細胞内で行なうため、がん細胞の周りはpHが低くなり「酸性」になるため「抗がん剤」などの細胞障害に対する「抵抗力」が増してしまいます。
『がん細胞の周りの環境』とは、癌の「微小環境」と呼ばれる『腫瘍の周囲に存在して栄養を送っている正常な細胞・分子・血管などのこと』で、腫瘍の存在によって「微小環境」が変化することもあれば、「微小環境」によって腫瘍の増殖や拡大が影響を受けることもあります。いわゆる「微小環境」とは『癌細胞の外側周囲の微小な環境』のことです。
この『がん細胞の周りの環境』つまり、癌の「微小環境」は「酸性化(pH 6.2〜6.9)」しています。
癌細胞は「ブドウ糖」を大量に取り込んで解糖系で代謝し、ph6程度の「酸性物質」てある「乳酸」を大量につくり出しているため、癌細胞内は「酸性物質」てある「乳酸」が蓄積して「酸性」に傾きます。癌細胞は
細胞内が「酸性」に傾くと生きられないため、細胞内に蓄積する「乳酸」と「プロトン(水素イオン:H+)」を細胞外に排出し、細胞内を「アルカリ性」に保つのです。したがって、このような「癌細胞
特有の代謝(ワールブルグ効果)」により、癌細胞外〔癌の微小環境〕は「酸性化(pH 6.2〜6.9)」し、癌細胞内は「アルカリ化(pH 7.12〜7.7)」しています。
癌の微小環境をアルカリ化することで、癌にとって成長しづらい環境に変わります
癌組織の「酸性化(pH 6.2〜6.9)」を治療で強制的に「アルカリ化」してしまうと、癌の増殖・悪性化・転移・進行を阻害して「抗がん作用」を発揮することが癌研究報告により明らかとなっています。これを、副作用も無く安全に行なえる方法が『重曹療法(重炭酸ナトリウム)』です。
『重曹』の 経口摂取
癌細胞の「酸性化」を改善して「アルカリ化」し、癌の発生の阻止、癌の浸潤・転移を
有意に 抑制する「抗腫瘍効果」 福田一典医師
『重曹(重炭酸ナトリウム)』の服用により、癌組織の「酸性化(pH 6.2〜6.9)」だけが「アルカリ化」され〔他の、病的に「酸性化」している組織も
すべて「アルカリ化」され、正常に戻ります〕、正常細胞には何ら影響を及ぼすことはないことが科学的・医学的に立証されています。『重曹(重炭酸ナトリウム)』の場合には、人工的な「化学医薬(化学物質)」のような副作用がまったくないのが特徴です。『重曹療法(重炭酸ナトリウム)』は、人類が太古の昔から利用してきた安全なる自然療法であり、『重曹(重炭酸ナトリウム)』は
様々な食品に普通に混入されている安全なものです
ゲルソン療法
ナトリウム(Na)摂取の制限を行ないつつ、ナトリウム(Na)を排泄する上で重要なカリウム(K)を大量に摂取する、という食事療法
がん細胞は、成長・増殖のため、大量の「ブドウ糖」を取り込み、エネルギー(ATP)を獲得します。ただ、エネルギー(ATP)を獲得する際に「水素イオン(プロトン:H+)」を産生するため、そのままの状態でいると「酸性度」が高まり(酸性化して)細胞死してしまいます。
がん細胞には「水素イオン(プロトン:H+)」が大量に溜まりすぎる状態を避けるために、細胞外の「アルカリ性のイオン」と交換するポンプがあります。特に「ナトリウムイオン(Na+)」と交換するポンプは強力で、「ナトリウム-プロトンポンプ(Na/H exchanger:NHE)」と呼ばれています。
この「NHE(ナトリウム-プロトンポンプ)」の活性を抑えるのが重要です。
がんが悪性度を上げるにしたがって「NHE(ナトリウム-プロトンポンプ)活性」が強くなっています。
また、がん細胞には、pH を調節するための機構(ポンプ)が、少なくとも「7個」あることがわかっています。
では、具体的に何をすれば良いのか、ということになりますが、
「NHE(ナトリウム-プロトンポンプ)阻害剤」というものも、これまでに開発されているものの、 すべて「命に関わる副作用」で販売が中止されています。
一方で、民間療法の中には、この「NHE(ナトリウム-プロトンポンプ)活性」を抑える働きを持つものがあります。
これが、『ゲルソン療法』と呼ばれているもので、単純に言うと、ナトリウム(Na)摂取の制限を行ないつつ、ナトリウム(Na)を排泄する上で重要なカリウム(K)を大量に摂取する、という食事療法です。
糖分・塩分の摂取を抑え、カリウム(K)を豊富に取れるような
「野菜中心の食生活」と、さらに「梅エキス」のようなサプリメントを摂る、ということになろうかと思います。
ガンと食事 丁宗鐵
ガンの発生を促進させる食事を避ける 動物性脂肪の過剰摂取、カロリー過多、糖分、塩分
兵糧攻めが有効 高栄養や糖分を控える粗食が必要 特に糖分とアミノ酸
胃の中を空にしてから寝る。 食べたら4時間は寝ない。 寝ると消化しきれない食物が胃の中に一晩とどまり、その腐敗物を腸が吸収することになる。
新米よりも古米
玄米の弱点 消化吸収にエネルギーがかかる アミノ酸は白米の十倍で栄養過多
食品には温熱性・平性・寒涼性があるので、温熱性の体内の熱をあげ、新陳代謝を促す食品を取る。一つの目安は冬に収穫できるものが温熱性があり、夏に収穫できるものが寒涼性がある 寒涼性といっても、体温を下げるのではなく体温を上げることがないので、必ずしも避ける必要はない。
新陳代謝は内蔵平滑筋(腸)がよく動くと活性化される 筋肉がよく動くと代謝が上がり、熱が発生して体温が上がり、血流も良くなる
ガンが好む?食事 病気が食べさせる
アイスクリーム、ジュース、菓子、果物、冷たく甘い飲食物
ガンはさかんに分裂を行うためにブドウ糖を正常細胞の3〜8倍も必要とする
血糖値が高い糖尿体質の人の半分以上がガンになり、進行が速い
冷えるもの 36度以下の35度がガンの増殖の適温
過剰な炎症を抑える成分 EPAとDHA
誰にでも効果があるわけでないが、悪液質の進行が軽度の場合は体重減少を抑える可能性がある物質がEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドイコサヘキサエン酸)です
EPAは、ω-3脂肪酸の一つ。
生理活性の強いω6系統と競合することで、免疫や凝血反応、炎症などにおいて過剰な反応を抑えるということが明らかになった。いわばω6系統のブレーキ役であるといえる。
実際にω3系統の脂肪酸の1つであるEPAで血小板凝集抑制作用があることが知られている。その裏返しとして、EPAの過剰な摂取により出血傾向が現れることが指摘されている。
EPAは60年代にその働きが発見されて以来、血液の性状を健康に保ち、特に血栓ができにくくしたり、高脂血症を予防する結果、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞を予防するという働きがあるということが世界中の医学者によって研究されている。
EPAは、魚油食品、肝油、ニシン、サバ、サケ、イワシ、ナンキョクオキアミから得られる。
DHAドコサヘキサエン酸Docosahexaenoic acidは、不飽和脂肪酸のひとつで、示性式 CH3CH2(CH=CHCH2)6CH2COOH で、6つの二重結合を含む22個の炭素鎖をもつカルボン酸で、ω-3脂肪酸に分類される化合物を指し、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサペンタエン酸(DPA) とともに高度不飽和脂肪酸(PUFA) とも呼ばれる。
機能は、細胞膜に流動性を持たせ、脂質や膜タンパクが動きやすいようにすること。この流動性は膜の構成物質で決まる。たとえば、リン脂質を構成する脂肪酸の不飽和度(二重結合の数)に影響され、二重結合を持つ炭化水素が多いほど(二重結合があるとその部分で炭化水素が折れ曲がるので)リン脂質の相互作用が低くなり流動性は増すことになる。例えばDHAは不飽和度が極めて高く細胞膜の流動性の保持に寄与している。
効果は
学習機能向上作用(記憶改善、健脳作用)
制がん作用(特に乳がん、大腸がん、肺がん等)
血中脂質低下作用(コレステロール、中性脂肪)
網膜反射能向上作用(視力低下抑制)
血圧降下作用
抗血栓作用(血小板凝集抑制作用)
抗アレルギー作用
抗炎症作用
抗糖尿病作用(血糖値低下)
魚油食品、タラ、ニシン、サバ、サケ、イワシ、ナンキョクオキアミ
二つの違い、DHAは脳内にもっとも豊富に存在する長鎖不飽和脂肪酸で、EPAは脳内にほとんど存在しない。これは投与されたEPAは脳内に移行したのち,速やかにDPAさらにはDHAに変換されるためであることが指摘されている
大まかに言うとEPAは血液を健康に、DHAは頭を健康に貢献する。
実際、食品からEPA/DHAを摂取すると、血液中のEPA濃度は比較的順調に上がっていくことが分かっていますが、DHAの濃度はあまり変化がありません。
参考資料
炎症とがん
この「癌と炎症」は、京都大学名誉教授で『からすま和田クリニック』院長の「和田洋巳」医学博士が発信している「京都からすま和田クリニック
和田洋巳の相談室」ブログの抜粋です。
『慢性炎症』は、正常細胞を「癌化」させる原因となります。
主に「食事内容の悪さ(野菜を食べない、肉製品を多食する、など)」によって『慢性炎症』が起こります。
「質の悪い食事」によって身体に『慢性炎症』が起こり、そこから「発癌」に進んでいくプロセス(手順)があることを忘れないでください。『慢性炎症』を改善する・防ぐという意味でも『食事療法』は重要なのです。
そして、癌細胞自体が「炎症」しており、癌は『炎症の塊』になっています。
癌細胞は「炎症性サイトカイン」を大量に放出して
自身の「炎症」を促進し、その「炎症性サイトカイン」の作用によって 癌の増殖・悪性化・浸潤・転移・進行が促進されます。
「炎症性サイトカイン」による 癌の「炎症」の悪化が、癌の増殖・悪性化・浸潤・転移をどんどん進行させ、癌は自身の生存にとって「有利な環境」を築いていきます。
逆に、癌の「炎症」を抑制して改善すると、癌の進行を抑制することができ、「抗腫瘍効果」を発揮します。
つまり「癌の炎症を抑える」ことで「抗腫瘍効果」が発揮され、優れた「抗がん療法」となるのです。
「癌の炎症を抑える」ことは、癌治療において非常に重要な治療なのです。
● がんは「炎症」の塊
「がんを引き起こすエントロピー」で、体内に蓄積したエントロピーによって「体が酸化する」と説明しました。
「体が酸化する」ということは、つまり「炎症状態」になることです。
そして、がんこそが「炎症の塊」なのです。
実は「炎症」は、末期がんだけでなく、早期がんでも見られる徴候です。
体内で「炎症状態」が進行しているかどうかが、がんが進行したり、再発したときのシグナルになります。
エントロピーが溜まっている体では、がんを引き起こす元になる「活性酸素」が大量に発生しています。
がん対策においては、すでに体内にある『慢性炎症』を取り除くことが極めて重要です。
● 糖尿病とがんの相関関係
「炎症」と関係がある病気は、がんだけではありません。
実は、糖尿病の人も、肥満の人も、体の中に『慢性炎症』を持っていると思ったほうが良いのです。
生活習慣病を持っていると、がんという観点から見ても非常に危険だということを、よく認識しておきたいです。
糖尿病を例に挙げてみましょう。
最近、糖尿病と悪性腫瘍とが密接に関連しているということが明らかにされつつあります。糖尿病により「発生率が有意に上昇する」とされる悪性腫瘍として、膵臓がん、大腸がん、肝臓がん、前立腺がん、乳がん、子宮がん、胃がんがあります。
以前から日本に多かった胃がん以外はすべて、近年、増加しているがんです。肺がんの報告がないのは、肺がんに及ぼす喫煙の影響が大きいためと考えられます。
糖尿病歴がある男性と、糖尿病歴がない男性とを比べてみると、糖尿病のある男性は「がんのリスク」が
27% も高くなっています。肝臓がんに限定すると、実に 2.24倍 になることがわかっています。
女性の場合も、糖尿病患者さんの胃がん発病率が
1.61倍、肝臓がんが 1.94倍 など、有意に高くなっていることが目立ちます。
どうして、糖尿病になると「がんのリスク」が高まるのでしょう。
糖尿病になると、血中の「ブドウ糖」が増えますが、これが悪さをするのです。「ブドウ糖」と体内の「タンパク質」が反応すると「HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)」という物質ができます。この「HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)」を放置しておくと、体内で反応を繰り返し、最終的には「AGE(糖代謝最終産物)」と呼ばれる物質が産生されます。
恐ろしいことに「AGE(糖代謝最終産物)」は、 ノンアルコール性の脂肪肝、認知症の元となるアルツハイマー病、血管障害、高血圧、悪性腫瘍、 といった病気を引き起こす元となります。
● 糖尿病はコントロールできる
「AGE(糖代謝最終産物)」の産生を防ぐことが如何に重要かということが分かって頂けたかと思います。現在の糖尿病治療は、投薬などによって「インスリン」の分泌を促す治療法が主となっていますが、より望ましいのは、弱った膵臓「ランゲルハンス島」細胞を、正しく作用・機能する「健康な状態の細胞」に戻すアプローチだと思います。
ビタミンCが欠乏すると「ランゲルハンス島」が変性します。糖尿の人はビタミンCを大量に摂取するようにしてください。また、ビタミンEや「レシチン」が良いということも知られています。同時に、体を「インスリン」が効きやすい状態に持っていくことも重要です。「インスリン」の働きを高めてくれる物質として「GTF(ブドウ糖耐性因子)」があります。
「GTF(ブドウ糖耐性因子)」の生成には、三価クロムや アミノ酸、ビタミンB3などが必要になります。
これらの栄養素は、ビール酵母、未生成の穀類(全粒穀物)、えび、キノコ類などに多く含まれています。食事を通して「GTF(ブドウ糖耐性因子)」を増やすことは可能です。
このように考えてみると「炎症体質」の改善には、ビタミン類の摂取が欠かせないということが分かります。
特に、ビタミンCを大量に取ることは重要です。
「体を酸化させない食生活」を意識することで、糖尿病はかなりコントロールできるのではないでしょうか。
そのような食生活は「がんの予防」にも大いに役立つはずです。
● がん細胞が生まれるメカニズム
そもそも、がんは、どのようなメカニズムで発症する病気なのでしょうか。
がんは「細胞がダメージを受ける」ことで発生します。体内で発生した「活性酸素」や「紫外線」などによって、細胞膜や DNA、タンパク質などが障害を受け、正常な細胞(正常細胞)が傷付いてしまいます。傷付いた細胞は、暴走して無限に増殖し、最終的には体の機能を損ない、生命活動に支障を来たしてしまうのです。がんの発症に至る機構はまだ明らかではありませんが、「炎症」に関わる状態がそれ(がんの発症:がん化)を引き起こすのではないかと、かなりの程度、考えられています。
「炎症」が起こっている場の掃除(=貪食)と、その場の修復(=リモデリング)の仕組みがバランスを崩すと、 細胞の「がん化」が始まると予想します。
がん細胞がこのようにして生まれるということを理解すれば、 がんにならないためにはどうすれば良いかが推測できます。
がんになったとしても、がん細胞の勢いを削いで(がんを)おとなしくさせることは可能なのです。
第12回 がん細胞は、自ら「脂肪酸」をつくる能力が高い
今回は、がん細胞の特徴である「脂肪酸合成能力」の高さついて説明していきたいと思います。
「がんは何でできるのだろう?」と考えると、一番は、これまでの説明の通り、生活が不規則で、自分の体を安定させるところから、逸脱するような無茶をしたときによく起こります。
さらに『慢性炎症』があることは、非常に大きな要因(がんが発症する要因:がん化する要因)となります。
また、食生活が不適切で、「ブドウ糖」とか「IGF-1(インスリン様成長因子)」が多いものをたくさん摂ってしまう。
こういう生活をしていると、体内で「ヒドロキシルラジカル(酸化力が一番強く、毒性の強い活性酸素)」が生成され、 障害(酸化傷害)が起こるのです。
がん細胞は「脂肪酸合成」を細胞内で行なう、ということが「NATURE誌」に報告されており、
それを見ていくと、がん細胞の周りの環境では pH が低く「酸性」で、そのため「脂肪酸合成酵素」の活性が増強され、 「抗がん剤」などの細胞障害に対する「抵抗力」が増してしまうのです。
(上記に『がん細胞の周りの環境では pH が低く「酸性」で‥』とありますが、ここは、癌において非常に重要なところです。
『がん細胞の周りの環境』とは、癌の「微小環境」と呼ばれる『腫瘍の周囲に存在して栄養を送っている正常な細胞・分子・血管などのこと』です。腫瘍の存在によって「微小環境」が変化することもあれば、「微小環境」によって腫瘍の増殖や拡大が影響を受けることもあります。いわゆる「微小環境」とは『癌細胞の外側周囲の微小な環境』のことです。
この『がん細胞の周りの環境』つまり、癌の「微小環境」は「酸性化(pH 6.2〜6.9)」しています。
癌細胞は「ブドウ糖」を大量に取り込んで解糖系で代謝し、ph6程度の「酸性物質」てある「乳酸」を大量につくり出しているため、癌細胞内は「酸性物質」てある「乳酸」が蓄積して「酸性」に傾きます。癌細胞は 細胞内が「酸性」に傾くと生きられないため、細胞内に蓄積する「乳酸」と「プロトン(水素イオン:H+)」を細胞外に排出し、細胞内を「アルカリ性」に保つのです。したがって、このような「癌細胞 特有の代謝(ワールブルグ効果)」の事情により、癌細胞外〔癌の微小環境〕は「酸性化(pH 6.2〜6.9)」し、癌細胞内は「アルカリ化(pH 7.12〜7.7)」しているのです。
● 癌組織の「酸性化」を改善する癌治療 − 福田一典 医師
『プロトンポンプ阻害剤』や『重曹』は、 癌組織の「酸性化」を改善して癌治療に貢献する!
この 癌細胞外(癌の微小環境)の「酸性化」が、癌の増殖・悪性化・転移・進行を促進する “癌の重要な成長因子” になり、癌組織の「酸性化(pH 6.2〜6.9)」は、癌組織の「炎症」と共に、癌の増殖・悪性化・転移・進行を促進する大きな要因となっています。癌組織の「酸性化(pH 6.2〜6.9)」、及び、癌組織の「炎症」を改善することは、癌をおとなしくする上で非常に重要なことなのです。
癌組織の「酸性化(pH 6.2〜6.9)」を治療で強制的に「アルカリ化」してしまうと、癌の増殖・悪性化・転移・進行を阻害して「抗がん作用」を発揮することが癌研究報告により明らかとなっています。これを、副作用も無く安全に行なえる方法が『重曹療法(重炭酸ナトリウム)』です。ここは、上記の記事と重ねて、次の記事を参照されてください。
●『重曹』の 経口摂取 は、癌細胞の「酸性化」を改善して「アルカリ化」し、癌の発生の阻止、癌の浸潤・転移を 有意に 抑制する「抗腫瘍効果」を発揮する! − 福田一典 医師
『重曹(重炭酸ナトリウム)』の服用により、癌組織の「酸性化(pH 6.2〜6.9)」だけが「アルカリ化」され〔他の、病的に「酸性化」している組織も すべて「アルカリ化」され、正常に戻ります〕、正常細胞には何ら影響を及ぼすことはないことが科学的・医学的に立証されています。『重曹(重炭酸ナトリウム)』の場合には、人工的な「化学医薬(化学物質)」のような副作用がまったくないのが特徴です。『重曹療法(重炭酸ナトリウム)』は、人類が太古の昔から利用してきた安全なる自然療法であり、『重曹(重炭酸ナトリウム)』は 様々な食品に普通に混入されている安全なものです:ブログ管理人)
逆に、これを抑えれば、がん治療は上手くいきますし、このような がん治療をすれば、多分、日本の医療費は半分くらいになると考えられます。
がん細胞は、成長・増殖のため、大量の「ブドウ糖」を取り込み、エネルギー(ATP)を獲得します。ただ、エネルギー(ATP)を獲得する際に「水素イオン(プロトン:H+)」を産生するため、そのままの状態でいると「酸性度」が高まり(酸性化して)細胞死してしまいます。
がん細胞には「水素イオン(プロトン:H+)」が大量に溜まりすぎる状態を避けるために、細胞外の「アルカリ性のイオン」と交換するポンプがあります。特に「ナトリウムイオン(Na+)」と交換するポンプは強力で、 「ナトリウム-プロトンポンプ(Na/H exchanger:NHE)」と呼ばれています。
私のクリニックでは、この「NHE(ナトリウム-プロトンポンプ)」の活性を抑えるように、体質・生活習慣の改善を行なうように指導しています。
下の図は、乳がんにおける「NHE(ナトリウム-プロトンポンプ)」の分布を示すものですが、 がんが悪性度を上げるにしたがって「NHE(ナトリウム-プロトンポンプ)活性」が強くなっていることを示しています。
また、がん細胞には、下の図のように、pH を調節するための機構(ポンプ)が、少なくとも「7個」あることがわかっています。
では、具体的に何をすれば良いのか、ということになりますが、
「NHE(ナトリウム-プロトンポンプ)阻害剤」というものも、これまでに開発されているものの、 すべて「命に関わる副作用」で販売が中止されています。
一方で、民間療法の中には、この「NHE(ナトリウム-プロトンポンプ)活性」を抑える働きを持つものがあります。
これは『ゲルソン療法』と呼ばれているもので、単純に言うと、ナトリウム(Na)摂取の制限を行ないつつ、ナトリウム(Na)を排泄する上で重要なカリウム(K)を大量に摂取する、という食事療法です。
この食事療法は、私のクリニックでは、すべからく、患者さんに取り入れてもらっていて、実際に、尿中の「カリウム / ナトリウム比」が高い値を示すようになった状態で「抗がん剤治療」を受けてもらうことで、少ない「抗がん剤」で最大限の効果が得られるケースが少なくありません。
食事療法は、がん治療においては意外と軽視されがちですが、がんを抑えるには、とても重要な意味を持つことがおわかり頂けるかと思います。
講座:新しい概念を用いた
がん治療14
「炎症」については前回少しおさらいをしましたが、
非常に簡単に言うと(炎症は)体の中で火事が起きているような状態を言います。
がんや糖尿病のような疾患時には、この「炎症」が慢性的に起こっており(慢性炎症)、 長期間、火がくすぶり続けているイメージになります。
がんは「炎症」が続くことによって進行するわけですが、肥満も常に増えすぎた脂肪を燃やそうと「炎症状態」が続いている『慢性炎症』の一例で、肥満の方は「がんになる確率」が高いことが知られています。
体内で、どの程度の「炎症」が起きているかを把握する上では、「CRP(炎症性マーカー)」という血液検査の項目が指標になります。この「CRP(炎症性マーカー)」が 0.05mg/dl 以下になっていることが望ましい状態です。
がんは、自分の体で生まれたものですので、(がんが体内に)生まれた原因は、食事や運動、睡眠といった生活習慣や、仕事によるストレスなど、様々な要因が関与していると考えられます。
がんの治療では、このような「自分のこれまでの生活」について振り返ることが大切で、それは、ご自身でしか知り得ない情報です。
治療をする際には、まず「自分の生活」を振り返り、その上で医師と相談し、患者さんが主体的に取り組むことが何より重要です。
医師は、その取り組みに全力でサポートするのが役目ですから、ぜひ「患者さん自身の生活」について親身に聞いてくれるような医師を信頼するようにしてください。
逆に言えば、あまり話を聞いてくれないような医師は、患者さんの体質などを考慮してくれない可能性もあるかもしれませんので、よく医師を見るようにされると良いと思います。
講座:新しい概念を用いた
がん治療15
がん細胞は、たくさんの「ブドウ糖」を取り込むことでエネルギー(ATP)を獲得します。
また、エネルギー(ATP)を獲得することで、高まる細胞内の「酸性度」を低下させるために、ナトリウム(Na)をはじめとする「アルカリ性のイオン」を取り込みます。
(癌細胞は、解糖系で大量の「乳酸」を産生し、癌細胞内が「酸性化」します。しかし、細胞内が「酸性」になると 癌細胞は死んでしまうため、細胞内の「酸性度」を低下させて「アルカリ化」します。
したがって、癌細胞外は「酸性化(pH 6.2〜6.9)」し、逆に、癌細胞内は「アルカリ化(pH 7.12〜7.7)」するのです。癌細胞の “内外のすべて” が「酸性化」するわけではありません。癌細胞であっても、流石に、細胞内が「酸性」になると死んでしまいます:ブログ管理人)
さらに、がんは「炎症」が体内に起きている状態では、どんどん進行していきます。
こうした「がん細胞の特徴」を踏まえると、単に「がんを攻撃・切除すれば治る」というものでもないことがおわかりになるかと思います。
むしろ、がん細胞を「叩く」のみだと、がんは「変装」し、より強い浸潤性を獲得して、増殖・転移してしまうことも知られています。
がんを攻撃すると、周囲に血小板が集まり、NK細胞からの攻撃を守るようになります。
また、好中球が動員されることで、血管内皮細胞が活性化します。このとき、血中の指標として、血小板・好中球の増加が認められ、「CRP(炎症性マーカー)」も上昇していることが多いです。
(上記の『がんを攻撃すると‥ 「CRP(炎症性マーカー)」も上昇していることが多いです』というところは、非常に重要なことをお話ししています。
癌を「抗がん剤」などで「叩く(攻撃する)」と「CRP(炎症性マーカー)」が上昇するということは、本来、癌を改善するためには「癌の炎症を抑える」べきであるのに、かえって、癌の「炎症」を促進させている、と解釈すべきです。癌の「炎症」が促進するということは 癌の増殖・悪性化・転移・進行を促進させることになるわけですから、「抗がん剤」を使用して 癌を「叩く(攻撃する)」と 癌の「炎症」が促進し、体内に、より「癌の温床」をつくり上げてしまうのかもしれません。
「抗がん剤」は強力な「酸化剤」であるため、癌の 根本原因 である「身体の酸化(酸化体質)」をさらに深めると同時に、癌の「炎症」を促進して 癌の進行を促し、こうして「抗がん剤」は、体内に「癌の温床」をさらに増やしていくのでしょう。
特に、強い「抗がん剤」の場合は、これが激しいでしょう。オオォ〜、「抗がん剤」というのは、なんて「嫌な奴」なのでしょうか‥。これでは、ほとんど「癌患者の敵」にしか見えません‥。
「抗がん剤」は、弱い「抗がん剤」を上手く使用すれば、副作用が少ない範囲で癌を縮小させて手術で切除することによって命を引き延ばすことができるケースもあります。しかし、強い「抗がん剤」を使用して、たった2〜3ヵ月のうちに「副作用死(化学療法死)」するケースが多いのは、みなさんもよくご存知でしょう。基本的に「抗がん剤」は “全身性の毒作用” のある毒薬ですから、以上のような利点と欠点をよく理解して使用すべきです。
私は、弱い「抗がん剤」であっても、だらだらと使用し続けるのは反対します。私が子供の頃にお世話になった M先生 は、乳癌の手術後、再発予防と称して「抗がん剤」を20年間も続けた結果、最後は末期癌まで進み、あっという間に亡くなられてしまいました。20年間も継続できた「抗がん剤」ですから、おそらく、弱い「抗がん剤」だったのでしょうが、この M先生 のケースは「抗がん剤」は「再発予防にはならない」ということと、「抗がん剤」を使用し続けているうちは「根本的に、癌は治らない」ということの “2つの事実” をありのまま教えてくれています。
これは言わずもがなですが‥、もし「抗がん剤」が癌を治し、再発予防のできる薬であるならば、なぜ M先生 は20年間も「抗がん剤」を使用し続けた結果、末期癌へと進んでしまったのかを説明して頂かなければなりません。
世間には、再発予防の目的で「抗がん剤」を使用しても、結局、癌が再発してしまった癌患者さんがたくさんいますが、この多くの症例を見つめれば、「抗がん剤」は「癌を治さないし、再発予防にも決してならない」ということを、まず、事実として理解せねばならない、と言えるはずです:ブログ管理人)
さらに、がん細胞は「サイトカイン」や「ケモカイン」といった「免疫応答」を活性化させる物質により、単球を動員し、血管内皮をさらに活性化させます。
これが「がん細胞が遠位に転移を進める」準備段階に当たると言え、実際に、さらに状態が進むと、転移が体内に拡大していきます。
ただ単に「がんを攻撃する(叩く)」のではなく、 「がんの代謝を抑える(がんの代謝の特徴である「ワールブルグ効果」を是正する)」ように生活習慣を変え、一定の改善が認められた段階で、「抗がん剤」や「分子標的薬」を使用することで、薬剤は少量でも効果を発揮します。
すなわち「生活習慣の改善」は、がん治療においては必須であると私は思います。
具体的には、糖分・塩分の摂取を抑え、カリウム(K)を豊富に取れるような「野菜中心の食生活」と、さらに「梅エキス」のようなサプリメントを摂る、ということになろうかと思います。
講座:新しい概念を用いた がん治療16 今回は、本講座の最後のまとめとなります。
がん細胞の特性と、そのコントロールについては、何度もお話していますが、
「ブドウ糖の制限(=糖質制限食・ケトン食)」と「塩分の制限」がとても重要である、ということです。
がん治療においては、自分の身体と向き合うこと、そして、がんになってしまった生活習慣をきちんと改善してから、「抗がん剤」などによる治療を行なうことがとても重要です。
(上記に「抗がん剤などによる治療を行なうことがとても重要です」とありますが、ここは捉え方を間違えてはなりません。ここまでの「和田洋巳」医学博士の説明を見ればお分かり頂けると思いますが、「和田洋巳」医学博士は『食事療法』などで『癌体質(体内に癌を生み出してしまう身体の状態)』を改善しつつ、当記事で言われているような「癌の炎症を抑える」などの “癌の自然抑制” を行なっている上で「抗がん剤」を使用すれば、少量の「抗がん剤」で効果を発揮し、癌を追い込むことができる‥、そして、癌が縮小・消失したあとは「抗がん剤」を離脱し、そのまま引き続き『食事療法』などで『癌体質』を改善し続け、再発予防に取り組んでいく‥、こうすれば、少量の「抗がん剤」の使用でとどめることができ、「抗がん剤」を安全な範囲で上手に活かすことができる、ということを言われているのだと思います。「和田洋巳」医学博士が「抗がん剤」の使用を認められている背景には、このような内訳があることをご理解されてください。
上述しましたように、私の周りには「抗がん剤」を使用して短期間のうちに亡くなられた癌患者さんや、「抗がん剤」を使用し続けて末期癌まで進んで亡くなられた癌患者さんがいますので、私は「抗がん剤」を “認めることができない” という思いがどうしても強いのです。通常療法には「和田洋巳」医学博士のように「抗がん剤」を安全な範囲で上手に使用できる医師はまだ少なく、「抗がん剤」には “全身性の毒作用” があり危険なことが解かっており、「抗がん剤」自体が強力な 発癌性物質 ですから「二次発癌」の懸念もあり、上述の如く「抗がん剤」は かえって 体内に「癌の温床」をつくり上げることも解かっているのですから、危険な「抗がん剤」をなるべく避け、他の安全な方法で癌を改善してほしいと願うのです。
しかし、そんな私でも「抗がん剤」を 全否定 しているわけではありません。例えば『奥野病院』院長の「奥野幸彦」医師は「抗がん剤」を「IPT療法」で使用する『IPT抗がん剤療法』を行なっています。「IPT療法」というのは、癌細胞が栄養源として「ブドウ糖」を好んで大量に取り込んでいる特徴を利用し、治療前は空腹にして癌細胞を飢餓状態にし、そこに「インスリン」を使って「ブドウ糖」と一緒に「抗がん剤」を投与すると、飢えた癌細胞は「インスリン」の作用〔癌細胞の「薬剤透過性」を高める〕も相まって「ブドウ糖」と「抗がん剤」の取り込みが盛んになり、癌細胞を集中的に殺傷できる、という方法を採用している治療です。ここは、次の記事を参照してください。
IPT療法 奥野病院
国内初! 『IPT抗がん剤療法』の指導医 奥野病院院長「奥野幸彦」先生
癌細胞は「ブドウ糖」を好んで大量に取り込んでいる‥、この特徴を上手に活かし、癌細胞を「ブドウ糖」に飢えさせてから「ブドウ糖」と一緒に「抗がん剤」を投与することにより、癌細胞に効率よく「抗がん剤」を取り込ませる環境条件を意図的につくり上げ、癌細胞を集中的に殺傷でき、この方法であれば、少量の「抗がん剤」で癌を集中的に殺傷することができるため、副作用を最小限に抑えることができる‥、という『IPT抗がん剤療法』は「抗がん剤」を上手に使用した治療の一つです。
「奥野幸彦」医師は『IPT抗がん剤療法』について解説している著書を著わされています。
この「IPT療法」は「抗がん剤」の他に「アミグダリン」を使用します。「アミグダリン」は安全量であれば「抗がん剤」のように正常細胞を殺傷しないので副作用が無く、癌細胞だけを選択的に殺傷することができます。この「アミグダリン」を、上述のような「IPT療法」の手法で使用するのです。
「IPT療法」は「抗がん剤」を使用する他、次のように「アミグダリン」を使用する方法があります。
〜 インスリンがん療法・IPT療法 「統合医療 赤坂腫瘍内科クリニック」より 〜
「IPT療法」は、従来は「アミグダリン」を使用していましたが、今では「抗がん剤」も使用するようになり、近年、世界規模の学会で研究が進められ、アメリカ・ドイツ・スイス・ブラジル・南アフリカなど、世界に広がっているようです。
もし「抗がん剤」を使用するならば、ただ「抗がん剤」を投与するよりも、「IPT療法」の手法で「抗がん剤」を投与したほうが 少量の「抗がん剤」で癌を集中的に殺傷することができるので 副作用を最小限に抑えることができますから、一般的な「抗がん剤治療」よりも『IPT抗がん剤療法』のほうが利口な方法だと思います。
「アミグダリン」は「抗がん剤」のような副作用がありませんから、私は「アミグダリン」を使用した「IPT療法」のほうを支持していますが、「奥野幸彦」医師のように安全に「抗がん剤」を使用できるのであれば「抗がん剤」を使用しても良いと思います〔ただ、上述しましたように「抗がん剤」をだらだらと使用し続けるのは絶対に反対です〕。
「アミグダリン」は『琵琶の種』に多く含まれています。『琵琶の種』は入手困難ですが、一年を通して安定して入手できる『琵琶の種の粉末』を 用法・用量 を守って「IPT療法」の手法で使用すれば、自宅で「アミグダリン」の「IPT療法」を行なうことができますので、私は次の記事にて、自宅で『琵琶の種の粉末』を使用した『自宅で IPT療法』のお話をさせて頂きました。これは『飲尿療法』を「併用」することで「癌免疫」を強制的に改善・強化・再建する工夫もしています。
● 癌を叩いて追い詰めると同時に、癌免疫を改善・強化して再建する『自宅でIPT療法』
《 飲尿療法+IPT療法 》【 飲尿療法の意義と注意点:自宅で アミグダリン療法!】
上記の料金の如く、医療機関に頼った「IPT療法」は非常に高額になり、交通費もかかるため、おそらくは、ウン十万円、ウン百万円かかると思いますが、『自宅で IPT療法』ならば、数千円から数万円で済むと思います。こうして、上手に工夫して自宅で『自己療法』を行なえば、治療費を安く済ませることができます。ただ、すべて『自己判断』による『自己責任』になりますが、私はいつも、こうした「お金のかからない自然療法」で父母の持病を改善してきましたので、こうした私の経緯があることから、私の癌治療におけるコンセプトは、自宅による『自己療法』が主になっています。
癌患者さんには、いろいろな方法を知って頂き、ご自分に合った方法を採用されて頂きたいと思います:ブログ管理人)
このような治療の概念は、ハーバード大学出身の「ケリー・ターナー」博士(Dr. Kelly Turner)が、 「がんが劇的に寛解した患者さん」の事例について 約1000例、くまなく調査してまとめた著書『Radical Remission』において紹介されているものと、とてもよく似ています。
「がんが劇的に寛解した患者さん」の多くが、生活習慣の改善や、ハーブ・サプリメントを取り入れるなど、
私のクリニックの方針と似たようなことを行なっていたようです。
ケリー・ターナー博士
「ケリーターナー」氏の著書は日本語訳もされていますので、ご興味のある方はぜひ読んでみてください。
がんが自然に治る生き方 − 余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと
(上記の「ケリー・ターナー」博士の著書の内容につきましては、次の記事で触れています。
● 癌を自然治癒させるには【 樹木希林さんの事例:癌に対する感謝:
癌の自然治癒を体験した人々に共通する「9つ」の実践事項:『善玉癌細胞』と『悪玉癌細胞』について 】
これは、日本を含めた世界10ヵ国の「がんが劇的に寛解した患者さん」を調査し、その「がんが劇的に寛解した患者さん」に共通している「9つの事項」をまとめた内容ですが、その中に「抜本的な食事改善」があります。つまり、世界中の「がんが劇的に寛解した患者さん」は、みな『食事療法』を必ず行なっていた、という事実を伝えてくれる貴重な研究報告の内容です。『食事療法』を基本的に行なっていてこそ、他の癌治療が初めて真に効果するのです。癌を本当に治すためには『食事療法』が絶対に必須だということであり、『食事療法プラスアルファ』の癌治療が重要であるということです:ブログ管理人)
ここまで治療の具体的な方法と事例について紹介してきましたが、私が提案する治療においては、がんを恐れず、穏やかな心・気持ちで治療を行なっていくように、患者さんにお話しています。
心や気持ちの持ちようはとても重要なのですが、これも軽視されがちです。
がんと向き合うときに混乱するのは、当然のことです。
迷ったときには、ぜひ一度、今回の話を思い出して頂いて、落ち着いて、よく考えて行動するようにしてみてほしいと思います。