白内障の自己治療方法

 

白内障は目の水晶体という部分のタンパク質が変性し濁ってしまう病気です。

まぶしさや、目のかすみ、視力の低下することなどが一般的に知られていますが、実は多くの人が視力に問題がなくても白内障が進行していることがわかりました。

 

水晶体のタンパク質が濁る原因の一つは酸化ストレス

酸化とは、釘が錆びるのと同じように、体内の様々な器官や細胞が錆びてしまう現象です。

様々な外的要因によって酸化ストレスが発生しますが、最も一般的な酸化ストレスがもたらす現象は加齢です。この加齢に伴う白内障が最も多くなっています。

白内障を引き起こす酸化ストレスは、加齢以外でも水晶体への紫外線・眼に対する衝撃・放射能・熱等が挙げられます。
一般的にタンパク質は熱に弱いとされていて、そういったタンパク質は別名「ヒートショックタンパク」とも呼ばれます。日常目にしているものにもタンパク質の異常な変性は多く存在します。その代表例が卵です。

卵は、生卵の状態だと白身が透明になっています。しかし、熱を加えると白くなり、白くなると硬くなります。これは、熱というストレスによって白身の中にある細かいタンパク質が異常な状態になって塊となり、光を通さなくなってしまうためです。
熱以外にも、白身を泡だて器で撹拌したり、もしくは、生卵を思い切り壁に叩きつけたりすると白くなります。こちらは、外圧によってタンパク質が壊されて、壊されたタンパク質同士がくっついて塊となるためです。これらの現象は水晶体で起こる白内障と似ています。

ボクサーや、野球等のボールで眼に強い衝撃が与えられた際や、眼の周りにアトピー性皮膚炎が発生して眼を持続的に掻いてしまう事による物理的衝撃からくる白内障は、若年者でも発生します。

二つの種類

濁り方によって様々なタイプの白内障があります。

今回紹介したのはトゲトゲ型(皮質白内障)と色めがね型(核白内障)の2つ。

初期症状にはそれぞれ特徴があります。

 

トゲトゲ型は水晶体の周辺からタンパク質が変性することから、瞳孔が開く薄暗いところで影響が現われやすく、

ものが2重3重にダブって見えるようになります。

色めがね型は水晶体の中心にある“核”と呼ばれる部分のタンパク質が変性、レンズのような働きで屈折率が変化します。

そのため、トゲトゲ型のようにものが2重3重にダブって見えるようになるのに加え、老眼が治ったように感じる(近視が進む)という特徴があります。

 

視力を矯正した状態で片目ずつ月を見て、2重3重にダブってみて見える場合は白内障の初期症状が疑われます。

暗いところであれば月以外でも小さな明かりで確認できます。

 

オススメの最新予防法

トゲトゲ型(皮質白内障)は初期の段階であれば一般的に病院で処方される目薬で進行が抑えられます。

最近の研究では、初期であれば進行スピードが50%に抑えられることがわかってきました。

 

また、紫外線対策も大事な予防法です。

ひとつめは帽子。目に影ができるように深く被ることで紫外線のカット率を20%から50%にアップさせることができます。

もう一つがメガネ類。紫外線をカットする効果のあるレンズであれば、サングラス、メガネ、コンタクトレンズどれでもしっかりカットしてくれます。

注意しなければならないのは、目の上や横から入ってくる紫外線。できるだけ柄の太いものや目を覆うような形のものがオススメです。

 

白内障予防の視力アップ押圧

これまで手技療法というと、指圧によるツボ刺激ばかりが注目されてきました。ところが血液循環療法は、ツボ刺激よりも優れていると私は考えています。
血液循環療法では、患部にできた「しこり」を手の指で押圧して取り除くことで瘀血(おけつ。東洋医学でいう血流の滞った状態)を解消し、病気を治そうとする治療法です。

血液循環療法という名称のとおり、体の不調は血液循環の悪さが引き起こすと考えています。血液循環の悪さが患部のしこりとなって現れているわけです。
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やり方は、しこりのある部分(患部)に指でジワーッと押して圧をかけ、パッと離して圧を解放するだけ。
指で押圧すると、周囲の毛細血管内の血液が静脈側へ押し出されます。そして指をパッと離すと圧が解放されて、酸素や栄養をたっぷり含んだ新鮮な血液が動脈から毛細血管に流れ込み、しこりが徐々に小さくなるというわけです。

 

白内障の手術が回避できた人もいる

なお、白内障などの目の病気の場合、指でさわってわかるほど大きなしこりは現れません。目の病気や不調の大半は、目の末梢血管そのものが硬くなって起こると考えています。動脈硬化も、広い意味でのしこりであるというのが私の解釈です。

中には、首や肩のしこりが白内障の発症に悪影響を及ぼすこともあります。その場合には、首・肩にあるしこりを解消する押圧の治療を行います。

視力アップ押圧は親指一本でできて白内障も予防
患者は関節痛を訴える人が多いのですが、問診すると目に悩みを抱えているケースが少なくありません。白内障の人はおおぜいいます。そうした人には、通常の全身治療に加えて視力アップ押圧を行います。

その効果はすばらしいもので、白内障でかすんだ視界がその場でクッキリしたり、進行が防げて手術を回避できたり眼圧が下がって緑内障の進行が止まったりしたという驚くべき症例も多数ありました。

白内障の予防をはじめ緑内障や黄斑変性症の人はもちろん、老眼や近視、ドライアイ、疲れ目などの人も、視力アップ押圧をぜひ試してみてください。一度やれば、効果があるかどうかわかります。

 

眼科医も白内障の人に指導している

視力アップ押圧は、眼科専門医の山口康三先生も実践されています。山口先生は、健康情報誌『夢21』の記事で次のような意見を述べられています。
「視力アップ押圧は、眼科医の私から見てもすばらしい治療法であることは間違いありません。そもそも、私が血液循環療法と出合ったのは、1986(昭和61)年のこと。恩師である故・馬淵通夫先生から血液循環療法のことを教えてもらったのがきっかけでした。その治療法について感銘を受けた私は、早速、大杉幸毅先生が開催している講習会に参加したのです。

大杉先生の講義を受けたあと、私は血液循環療法が白内障の予防など、目の病気や不調にも役立つことを直感しました。実際に自分で目を押圧してみたところ、昔から悩まされてきた目の疲れがあっさりと解消しました。

私は、血液循環療法を眼科治療に取り入れており、白内障の人にも血液循環療法を私なりにアレンジしたやり方を指導しています。私が治療している患者さんは、自宅でこの療法を行っている人がいます。その効果は医師の私も驚くほどです」

 

白内障予防に視力アップ押圧がなぜいいか?眼科医の見解

山口康三先生は、視力アップ押圧について眼科医の立場から『夢21』で次のように述べられています。

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「視力アップ押圧が白内障をはじめ目の病気にいいのは、むしろ当然といえます。なぜなら血流が増えれば新鮮な酸素や栄養が十分に供給され、新陳代謝(古いものと新しいものの入れ替わり)が高まります。すると、目の組織の働きも高まるのです。

以前から白内障などを防いで目の健康を維持するには、目の周囲のツボ刺激(指圧)がいいとされてきました。実際に、目の周囲にはたくさんのツボがあり、刺激すれば効果は期待できます。
その一方で、視力アップ押圧についてはあまり知られていませんでした。しかし私は、視力アップ押圧の効果は、ツボ刺激よりも優れているのではないか考えています」
以上のように、山口先生は白内障の予防に視力アップ押圧が役立つとされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

白内障の予防に役立つ視力アップ押圧は、@目の上の押圧、A目の下の押圧、B眼球の押圧の31組です。その前に、手と指をよく洗って準備をしましょう。
やり方については、動画もぜひ参考にしてください。

目については非常にデリケートな部分のため、強く押しすぎるのは絶対に禁物です。特に眼球を強く圧迫しないように注意してください。


 

 

 

 

 

 

 



視力アップ押圧@目の上側の押圧のやり方

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視力アップ押圧A目の下側の押圧のやり方

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視力アップ押圧B眼球の押圧のやり方

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白内障のツボ

白内障を東洋医学の観点からみると、目を司る「肝」、先天の気に関わる「腎」の衰え(この場合は老化)から来るものと見なします。治し方としては目のまわりの気(生体エネルギー)、血、水の流れを整え、肝、腎の働きを高めるとともに、首の後のコリを取ります。

 

1.  まず、定番の目のまわりのツボです。

 

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@右図「晴明」 (内眼角の頭を去ること34mmの陥中)

目頭のやや上あたりに鼻根部の小さなくぼみがあり、鼻に向かって垂直に押します。

「攅竹」 (眉毛内端の陥中)

親指か中指で上45度の方向に押し上げます。他の指は必ず支えに回してください。このツボの面白い効用としてしゃっくり止めがあります。

「陽白」  (前頭部眉毛中央より親指幅1本上)

眉間と前髪際間の下から1/3で、小さなくぼみがあります。 

「魚腰」(眉の中央部分の少しまぶたに下りた眼窩のきわ)

親指で上45度の方向に押し上げます。

「絲竹空」 (眉毛外端の陥中)

「瞳子髎」 (外眼角の外方指1本、骨に少し陥凹するところ)

「承泣」 (眼窩下縁瞳子の直下67mm、縦に線上のものがある)

 

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A右図「太陽」 (目じりから髪の生え際に向かう間にあるこめかみの大きなくぼみ)

白内障、老眼予防には欠かせないツボです。「眼医者ごろし」という異名があるぐらいの名穴です。まゆ尻と目尻の中央から、やや後ろにあり、正確にはこめかみからやや目尻寄りにあります。

 

 

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手軽にできる手のツボです。両手の中指の腹に横線でチクチクと刺激をします。刺激をする道具として、片方の手指の爪か、シャープペンシル(芯を出していない状態)の先を使います。中指の腹の中心線で横から見て一番高いところが「鼻」ととらえ、「目」の横の線はそれより上になります。

2. 肝、腎の働きを促進させます。

 

「湧泉」 (足の五指を屈し足底中央の最も隅なるところ)

「腎臓ゾーン」 (第二、第三中足骨の近位端でリスフラン関節線の上)

「肝臓ゾーン」 (右足裏にあり、第二中足骨より第五中足骨のほとんどをカバー)

このゾーンは右足のみです。外側に向けて押します。特に、薬指から4センチほど下に圧痛を感じると思いますので、念入りに押してください。

 

「太衝」 (第一、第二中足間を圧上して指の止まるところ)

目は肝の経絡(ツボの経路)に属し、定評のあるツボです。

2.  後頭部にある定番のツボから治していきます。

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「天柱」 (盆のくぼの中央から指2本外側で僧帽筋腱の外縁陥凹部)

次の左右の「風池」を結んだ線より少し下側に位置します。「風池」を結んだ線には「上天柱」というツボがあり、「天柱」に劣らぬ効用があります。首を後ろに倒し、首の重みを利用して右側は左手の(左側は右手の)中指で押さえた方が効きます。

「風池」 (僧帽筋腱(僧帽筋の起始部)と胸鎖乳突筋の間の陥凹部、後頭骨の骨際)

体の正中線より指3本弱外側に位置します。

「玉枕」 (外後頭隆起直上陥中の傍ら指2本弱外側)

盆のくぼの中央より指3本上の線上になります。

「健脳」 (風池より指幅1本下)

「百労」 (脊柱の正中第七頸椎棘から指幅3本分上、外側指1.5)

人によって第七頸椎棘から指幅4本分上が効く場合もあります。

 

外後頭隆起の直下、直上及びその左右

水液の流れ、血行を良くするツボです。

「脳戸」(外後頭隆起直上陥中)と「風府」(外後頭隆起下方(指二本弱)の陥中)の間を中心に左右、上下一帯を押し揉んでください。

 

 

爪もみでダイエット?!緑内障や白内障が治る?!|免疫力アップ

「爪もみ」というツボ押し方法をご存知ですか?
耳にしたことがあるという方もいると思います。
爪もみは、病気やダイエットに効果があると言われています。
実際はどうなのでしょうか?

爪もみ方法とはなに?

爪もみは、爪の生え際にある井穴(せいけつ)”というツボを刺激する方法です。
井穴は、自律神経などを整える作用があります。
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経から成り立っています。
交感神経は体を活動させる神経、副交感神経は体を休める神経です。
一般的に昼間は交感神経が優位に働き、夜間は副交感神経が優位に働きます。
2つの神経のバランスが整うことで、健康な状態を保つことができます。

爪もみのやり方

爪もみのやり方はすごく簡単です。
 
@指の生え際を爪もみをしない方の親指と人差し指で押す
A井穴を押す時間は約10秒(痛みがあるようであれば約20秒)
 
やり過ぎ、力の入れ過ぎには注意が必要です。
1日3回までを限度に行ってください。
以前までは、薬指を爪もみすると交感神経を刺激するため、原則行わないようになっていました。
しかし、軽度のうつ病の方や低血圧の方に効果が見られたため、そのような症状がある方は行っても良いと考えられています。
それでも不安、心配な方は、薬指の爪もみはしないようにしてください。
爪もみをする指によって効果は異なります。
指別の効果は下記のとおりです。
 
*親指
咳、喘息、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、円形脱毛症など
*人差し指
クローン病、潰瘍性大腸炎、胃・十二指腸潰瘍、痔、美肌など
*中指
耳鳴り、難聴、心臓疾患など
*薬指
眠気、低血圧、倦怠感、低血糖など
*小指
脳梗塞、パーキンソン病、認知症、糖尿病、肥満、緑内障など

爪もみで緑内障や白内障、ダイエットに効果がある?

爪もみは、様々な症状に効果があると言われています。
例えば、「緑内障」や「白内障」「肥満」「耳鳴り」「アトピー性皮膚炎」「高血圧」などがあります。
しかし、すぐには効果が現れないため、最低でも1ヶ月は続ける必要があります。
緑内障

視神経(視覚を伝達する神経のこと)に異常が起こる病気で、失明する可能性が高いと言われています。
緑内障は、頭痛や吐き気、目のかすみ、視力の低下といった症状が現れます。症状には個人差があるため症状が現れない方もいます。病状が進行すると、視野の一部が見えなくなるといった症状がみられます。
実際に、爪もみを行って緑内障が改善したという報告があります。
白内障

水晶体が濁る病気です。視界が白っぽく見えたり、眩しく見えたりするといった症状が現れます。
実際に、爪もみを行い白内障が改善したという報告があります。