夜間頻尿の原因
原因
膀胱容量の減少
尿が増えてしまうこと。
尿道が刺激されること。
睡眠が浅くなること。
膀胱容量の減少
前立腺肥大症
過活動膀胱炎
膀胱畜尿障害
神経因性膀胱
前立腺炎
間質性膀胱炎
膀胱炎
まずは「膀胱容量の減少」からなんですが、いきなり難しい病名が並んでしまいました。
こういった膀胱容量の減少で起こる夜間頻尿には、先程のような多くの病気が潜んでいる可能性があるんです。また膀胱が敏感に働いてしまうことにより尿を貯めておくのが難しくなってしまうことも原因となっています。
いきなり漢字だらけの怖そうな病気が並んでしまったんですが、これが最初に言ったように「甘く見てはいけない」理由だったりします。もちろん放っておくことはNGです!
尿が増えてしまうこと。
水分の摂り過ぎ。
利尿作用があるものの摂り過ぎ。 利尿作用の高いカフェインの摂取
心臓の弱り
うっ血性心不全
尿崩症
加齢
高血圧
心臓の低下
心臓が弱くなると「ポンプの働きが悪くなる」ということになります。なので、結局下半身に血液が溜まってしまい、昼の間に下半身がむくんでしまいます。
しかし寝る際には横になるので、下半身に溜まった血液が徐々に心臓に戻ってきます。沢山の血液が戻ってくると心臓は処理できなくなり、それを水分として尿で排泄するようになります。
このようなメカニズムですね。要は心臓が弱くなると尿が増加することになります。
脚のむくみはその日のうちに
昼間の脚のむくみ。脚にたまっていた水分が、夜、心臓に戻って夜間頻尿の原因にもなってしまいます。その日のむくみはその日のうちに解消。夕方や寝る3〜4時間前、ウォーキングやむくみをとるべくマッサージをしたりするのも効果的です。足を上げてふくらはぎをパンパンたたく体操がお手軽です。
「尿崩症」尿は腎臓の尿細管と呼ばれるところで再吸収され循環しているが、この再吸収ができなくなってしまいます。これが結局尿の量を増やすことになってしまう。
加齢による頻尿
年を重ねると、腎臓の水分再吸収を促し、尿量を減らす「抗利尿ホルモン」と呼ばれるホルモンの分泌量が低下します。これにより、頻尿をきたしやすくなります。
「抗利尿ホルモン」が働き、寝ているときの尿の量を1/2程度にしてくれるんです。でも年を取ってくると、この「抗利尿ホルモン」というものの分泌が少なくなります。
筋力の衰えによる頻尿
加齢や運動不足などによって筋力が衰えてくると、「骨盤底筋群」と呼ばれる排尿に関連する筋肉も衰えてしまい、頻尿や軽い尿もれの原因となることがあります。
運動不足による頻尿
運動不足の方は、運動をしている方に比べ汗をかく量が少ないため、汗として水分の排出がなされず、頻尿になりやすくなります。また、慢性的な運動不足だと基礎代謝自体も低下し、これも頻尿に繋がります。
気候の変化による頻尿
冬になって気温が低下してくると尿意をもよおす回数が増え、頻尿傾向が出てくる方が多くなります。これは、寒さの刺激によるものの他に、汗による水分の排出が少なくなること、末梢血管が収縮することなどと関連しています。
ストレスによる頻尿
ストレスをたびたび感じる方は、それによる不安な気持ちや緊張が強まることによって頻尿をきたすことがあり、心因性頻尿と呼ばれます。
尿道が刺激されること。
便秘 これは尿道が刺激されて頻尿になる、というパターンです。
主に便秘になりやすい女性に多いんですが、便秘になると結局尿道が刺激されておしっこが近くなったりしてしまいます。
睡眠が浅くなること。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠障害
無呼吸症候群になると基本的に息をしないことが多いので、胸控の圧力が下がります。圧力が下がると収縮することになりますので、それを補うため心臓が膨らんでしまいます。
心臓が膨らむと血液が大量に心臓に入ってくるので、それを処理できずに尿として出すようになります。
これが無呼吸症候群によって夜間頻尿になってしまうメカニズムです。心臓が弱ることの原理と同じ。