キネシオロジー

 

kinesiology=ギリシャ語のキネシス(kinesis)“運動、動き”と、ロゴス(logos)“学問”を合成した言葉。

 

 

 

O−リング・テストの診断のメカニズム   muscle test 

「指の筋肉は体中の骨格筋のなかでも最も柔軟に働き、非常に繊細な動きが可能だ。優れた運動器官であり、感覚器官でもあり、しかも脳の働きと直結している」「異常のある臓器の代表点やその真上の皮膚を刺激した情報は、ただちに脳へ伝えられます。脳は無意識のうちにその情報を判断し、それが指の筋肉に伝えられて筋力を低下させるのです。O−リング・テストでは、このようなメカニズムで異常な臓器が発見されると考えられています」

 

また、あらゆる物質は固有の電磁波を出しています。そうすると、そのメカニズムは次のように考えられます。

@あらゆる物質は固有の電磁波を出している→A手のひらに乗せたたばこなどの有害物質から出た固有の電磁波は、電気信号として脳へ伝えられる→B脳が無意識のうちに判断→Cその情報を電気信号として手の筋肉に送り返す→D筋力の低下→EO−リングが開く

(例:麻薬捜査犬は、ビニールで何重にも真空密封されトランクの底に隠された麻薬を見つけて吠えるが、それは、臭いを嗅ぎ付けなくても、麻薬の出す固有の電磁波をとらえているからである)

 

いまのところ、O−リング・テストのメカニズムの全容は明らかにされていませんが、がんをはじめとする病気の診断に役立つため、O−リング・テストは1993年に米国特許庁から特許を承認され、普遍的知的所有権として認められています。また、大村博士は、英国ケンブリッジ大学の刊行した『21世紀に影響を残した500名』にリストアップされました。

 

 

 

キネシオロジーの歴史

1964年にコロラド州デンバーで行われたカイロプラクティック会議で、ジョージ・グッドハード博士により発表された。当初は医療家や治療家向けのものだった。 現在は、「アプライドキネシオロジー(AK)」として、日本でも学ぶことができる。

1967年には、世界で初めてキネシオロジー学科(身体運動科学科)がカナダ・オンタリオ州立のウォータールー大学応用健康科学部に設置された。 運動生理学や人間工学、バイオメカニクス(生体力学)、神経科学などが身体運動科学分野の主要な学問領域である。

1973年にジョン・F・シー博士が、アプライドキネシオロジーを一般家庭で使えるようにと簡単にまとめ、タッチ・フォー・ヘルスという学問を作った。これ以降、キネシオロジーは世界的に広がりを見せる。 今では、キネシオロジーは200種類以上にものぼり、世界の105カ国以上で何百万人もの人々に活用されている。

 

日本でのキネシオロジーの広がり

日本で最も有名なキネシオロジーのひとつは、おそらくバイデジタルO-リングテストと考えられる。 指の筋肉の強さを検査するテスト方法で、適切な薬やサプリメントを選ぶ方法として、医療者の間で広まっている。

その次に広まったのが、代替療法・セラピー・ヒーリングとしてのキネシオロジーである。 日本ではまず、1990年にスリーインワンという感情解放のためのキネシオロジーの最初のセミナーが、兵庫県西宮市で初めて開催された。 その後、家庭で行える健康法としてタッチ・フォー・ヘルスが1998年以後広がる。さらに2002年にブレインジム(教育キネシオロジー)のセミナーが開催され、世界の3大の民間キネシオロジーが、日本に根ざすこととなった。その後、アプライド・フィジオロジーやフェイシャル・ハーモニーなど最先端のキネシオロジーが、日本に紹介され始めており、2010年には、日本で初めてIKC(国際キネシオロジー大学)主催のキネシオロジー世界大会が、京都にて開催され、日本にキネシオロジーが広がりが期待される。 最近では、国際的なキネシオロジーの機関に認定されているインテグレイティッド・ヒーリングというキネシオロジーのセラピストが、日本に数名誕生している。 また、ここ数年、海外からウェルネス・キネシオロジーの創始者を招聘し、定期的に日本で講座を行なわれ、多くのプラクティショナーが誕生し始めている。

 

キネシオロジーの種類

タッチ・フォー・ヘルスの誕生により、さまざまな研究がなされ、キネシオロジーは発展していく。

治療家・医療者のためのキネシオロジー(医科向けキネシオロジー)

アプライド・キネシオロジー、バイデジタル0リングテスト

教育のためのキネシオロジー(教育キネシオロジー)

ブレインジム

3各代替療法分野のスペシャリストを育成するためのキネシオロジー(スペシャライズド・キネシオロジー)

アプライド・フィジオロジー、インテグレイティッド・ヒーリング、ウェルネス・キネシオロジー、エンライトメント・キネシオロジー、サイバー・キネティック、スリーインワン(ワンブレイン)、タッチ・フォー・ヘルス、PKPなど

ウェルネス・キネシオロジー(「バイオキネシオロジー」と、「タッチフォーヘルス」を基礎に、ウェイン・トッピング博士が独自に研究を重ね「感情ストレス」の解消法、アレルギー等の講座を日本開催)

 

キネシオロジーの教育・認定機関(50音順)   ※日本ではキネシオロジーは民間資格となる。

キネシードライト株式会社

特定非営利活動法人 日本教育キネシオロジー協会横浜

日本キネシオロジー総合学院

日本タッチフォーヘルス キネシオロジー協会

有限会社フォンス・アモーリス

株式会社ヴォイスワークショップ(ウェルネス・キネシオロジーの講座を春、秋の年2回開催)