薬を常用している時に把握してほしい「医学と薬」の話

 

 

 

3つの「知る」アプローチ

お医者さんにできること、できないこと

薬を徐々に減らす理由

 

 

 

 

3つの「知る」アプローチ

歴史的権威の意見を参考にする

理性を使って考慮する

試行錯誤の体験を積み重ねる

 

各アプローチのメリットとデメリット

 

 

メリット

デメリット

歴史性

歴代の先人たちの知恵の集積を知る

 

所詮、他者の意見

刷り込みによる盲目的信仰(聖典、組織、法律)

リーダーからの同調圧力 

地獄の恐怖と天国の甘美による支配

論理的性

自分で組み立てた論理による理解

推察で未来予測ができる

論理性は計測できるものにしか通用しない

全体ではなく部分を数値化するしかない

我を育てる

体験

自分自身で把握する体験  

一般論ではなく具体的現象

論理性の限界を知る智慧の可能性

過剰一般化の回路を作る素材になる

具体的体験を一般論にして、判断基準にする

 

「誤謬」とは間違っていることを正しいと判断し、正しいことを間違っていると判断してしまうことです。

 

 

 

 

 

お医者さんにできること、できないこと

 

この世とあの世

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


宇宙すべてのものを大きく分類すると

 

 

量子力学、宇宙物理学

物質

メンタル

意識

あの・この世

@

エネルギーが0の世界

 

 

 

あの世

A

エネルギーはあるが重力はない世界

ダークエネルギー  

自動反応回路

深層意識

この世

B

微細な重力がある世界

ダークマター

感覚回路

言語化回路

感情回路

思考回路

表層意識

潜在意識

 

この世

C

素粒子よりも大きい重力の世界

物質エネルギー

 

 

この世

 

の4つの領域に分けることができます。

 

これはエネルギーのない外側から → より大きいエネルギーの内側への段階

すなわち、微細なものから → より粗大なものへの段階の図表でもあります。

 

またこのAとBは、物質とメンタルの世界で分けることもできます。

Cは素粒子よりも大きい物質だけの世界なのでメンタルはありません。

ちなみ@はエネルギーがないので、物質は1つも存在しません。

 

 

 

医学の基盤

医者には「できること」と「できないこと」があります。

それは、お医者さんは測定できる領域を扱かう医学を土台にして、それを基準に思考と行動をしているからです。

ですから、物理学でいうダークマターや、思考回路や感情回路などのメンタルの因果関係を取り扱わず、ただ素粒子以上の物質的因果関係を基準するのが医学のルールになっています。

これは医学だけではなく、法学や経済学や心理学などあらゆる学問に共通する範疇です。

メリットは世界の範疇をCに限定することで、測ること(すなわち数値化)が可能になり、

民族や年齢に関わらず認識能力がある者たちはその基盤に則したルールを制定できることです。

そして、その基盤に立つことで、日本では車は左側通行、フランスでは右側通行と各地域や時代ごとにルールを制定できます。

 

デメリットは、上図の@ABの世界を排除して作ったルールを前提にしているので、

「いのち」「深層意識」「トラウマ」「メンタル疾患」「思考回路」などのメカニズムや因果関係を考慮できないことです。

したがって、医学を学んだだけの医師は、対処療法のデータしか持っておらず、根本療法の術を持っておらず、これらが「医師ができないことの領域」です。

 

医者は患者の症状に病名をつけて、対処する薬を与えるというCの範疇のプロですが、

病気の原因や要因や条件そのものを治療する@ABの範疇のプロではないのです。

 

たとえば切り傷の1つをみてみても、医者ができるのは消毒したりガーゼをあてることで、

ウイルスに対抗する免疫作用を活性化して、傷そのものの口を塞いでいるのは、各自の体自身であって、医師ではありません。

 

 

 

薬を徐々に減らす理由

「いのち」ある体とメンタルには宇宙のルールが適応されています。

それは使用する箇所は鍛えられて発達し、使用しない箇所は衰えて退化する、という「生物の摂理」です。

たとえば、ダンベルを持ち上げれば筋肉が増え、歩かないと筋力は衰えます。

メンタル面では、思考を繰り返すと山手線の名前を覚えられますが、やめれば物忘れしてしまいます。

 

では、体やメンタルに支障がなければ薬は徐々に減らしていくのが良い理由はなんでしょうか?

はじめに、薬を使ったのは、体やメンタルに支障が出たために、症状を軽減させる対処療法のためです。

薬によって症状は緩和しますが、デメリットもあります。

それは体とメンタルの両面において薬に対しての依存度が高まることです。

たとえば、足の骨が折れた場合に松葉杖を使いることがありますが、

もし、ずっと松葉杖を使用していれば、筋力は元の独り立ちしていた時の状態に戻ることができません。

同様に薬を常時使用していれば、以前は体とメンタルが深層意識の平衡状態を維持していた自律神経のバランス力や自己治癒力は低下したままだけではなく、その機能が衰えてしまいます。

本来、この自律神経や自己治癒力は表層意識や外部の要因(薬)でコントロールするものではないので、

長期にわたって薬を使用した場合にどのような影響を与えるかは個々によってケースは違ってきます。

ですから、誰一人も薬を使用した場合のプロセスを適切に予測することができません。

したがって、トライ・アンド・エラーの試行錯誤を積み重ねて、症状を緩和させていくのが良いかと思います。