ヴィパッサナー10日間コースと潜在意識

コースに参加したけれども効果がなかった人のために

 

 

 

はじめに

コースに初めて参加した時に、体の痛みをはじめとした多くの非日常的なことが起こりましたが、

コースの効果はよくわからず、しばらくの間は瞑想を遠ざけるようになりました。

コースで指導されたことがどのように潜在意識に関わっているのかを理解するのに2年以上もかかりました。

そのいくつかのヒントをこのエッセイにしてみます。

 

コースの目的

生命体は潜在意識にある数多くの自動反応回路によって操作されて暮らしています。

そこで、必要のない自動反応回路は解体して、もう少し自由に生きる試みをコースでは実践しています。

 

「知る」プロセスには4つのパターンがあります

1つ目は、感覚を感じるもの、

2つ目は、思考するもの

つ目は、集中する禅定、

4つ目は、エネルギーを生み出さない聖人(預流果、一来果、不還果、阿羅漢)のもの、

 

この10日間コースでは、2番目のものを止めて、1番目のものだけにする練習をします。

 

思考と感覚

 

思考の連鎖

感覚の気づき

対象

動きあるものを静止させて分析

動的なものはそのままでは分析不可能

 

概念、文字、記号、シンボル、言葉、数字

6感覚器官による実際の体感

 

対象を比較、抽象化、編集、統合、評価、判断

あるがままの対象にそのまま寄り添う

 

 

 

時間

過去・未来のデータ編集

いま・ここ

 

 

 

主体

私が基準になる

この世の性質は連続性、同一性、永続性

私ではなく、知る機能(knower)がある

世の性質は連続性、同一性、永続性ではない

主と客

give & take のどちらも主体はI(私)

そこでは相手の気持ちが考慮されていない

I give to you. you receive it.

you give to me. I receive it.

主と状態

主体と対象とは等号関係ではないのに  

I am hugry   I am tired

対象を感じるだけで概念化しない

主体の「わたし」への関心が減少する

 

 

 

2つを1つ

2つの概念を繋ぐのが思考の特徴

繋いでいる「自分」があるように想ってしまう

連続性と同一性も2つを繋ぐことで錯覚される

 

感覚の気づきは概念を繋ぐことができない

1つずつを知るのがknower(知る機能)

繋がりも連続性も同一性も存在しない。

 

 

 

 

心と物質

心身を混同する

心身を心と身に分別して、両方を別々に知る

 

思考を優先させて感覚の察知を喪失する

感覚の察知をベースに置きながら思考もする

 

 

 

名詞

一般名詞 an apple

固有名詞 the apple

品詞

名詞は1つだけでも存在するように感じさせる

動詞は目的語や主語など関係性の中に存在する

 

 

 

縁起説

順観 無知から生じる不安、恐怖、欲望、妄想          

逆観 理解と智慧により妄想と無知が消え去る

 

 

 

因果関係

科学 素粒子を根本要素とした因果関係

   測定できるもので法則化する

心理  物質界の外側にあるメンタル界

分割できないものの因果関係

 領域

学問 限定された対象領域だと気づいていない

実践  領域を拡げる練習とその実感

 

 

 

自動回路

自動反応回路化した意識の認知機能

自動反応回路を基盤にした論理性・概念・言語

作成・強化     心身の緊張状態の時

消去・弱体化    心身が静穏状態の時

心の浄化

対象との接触を概念化すると

心は汚れる(自動反応回路が付着する)

対象との接触に気づいているだけならば

心は浄らか(自動反応回路が付着しない)

 

 

 

結果

幸福が維持できることを前提にする

→ そのような状況は無いので永遠の希望は

終焉する

幸福は維持できないことも理解する

→ 絶望の中の灯火(希望)を大事にし、

絶望の外側に出る可能性を探る

 

 

 「考えるのではなく、感じろ」

つまり、思考の連鎖を止めて、感覚を感じ続けるのが10日間の目的になります。

このようなことだけで「苦しみ」から離脱することは可能なのでしょうか?

疑問をもつ方は以下のリンクを参照してみてください。

 

感覚を感じるだけでトラウマがなくなる理由

ヴィパッサナーが効く理由  効果が生じるメカニズムと実践のコツ

 

雑念することの大切さ
苦悩から一瞬で離れる方法  アーナパーナ・サティ  呼吸への気づきの実践
   

 

 

コースに参加できない人でも概要を知るために

The Art of Living 日本語訳 この世で生きる技     The Art of Living 英語 PDF  

 

コースに1度参加したけれども効果がなかった人のために

10日間コース要約 英語版 Download (1.12 MB)      10日間コース要約の注釈

 

 

始める前に    輪廻転生のメカニズム

ヴィパッサナー指導者の共通点は輪廻の理解と、そこからの離脱についての知識です。

しかし現代都市生活者はこの知識が欠けていることでヴィパッサナーを理解するのに時間がかかります。

輪廻転生を信じる必要はありませんが、

「この世の生命体は自らの行為であるkammaを継承することで輪廻の中を彷徨っている」

という考え方を知っておくと実践がスムーズになります。

Manual of Vipassana Meditation U Ko Lay著 日本語訳P40

これは、「今の自分を構成しているのはこれまでの自分が為した行い(kamma)である」という解釈です。

 

これはブッダの固有の教えではなく、古代バラモン教を含め多くの賢人たちが体験している知識です。

これには輪廻転生や31領域の宇宙や、メンタル体や、生きとし生けるもの、についても示唆する知識になります。

 

kammaカンマとは、言動(表層意識と身体の行為)と(潜在意識を含めた)心によってつくられた回路のことで、一般的には「行為」と訳されています。

サンスクリット語ではkarmaカルマと呼ばれ、漢字文化圏では歴史的に「業」と訳されていますが、業kammaを「原因」と解釈するだけでは、誤謬に導かれる可能性があります。

 

経典にも何度も登場し、強調されているヒトをはじめとした生命体の定義です。

カンマが生命体の唯一の拠り所です。

 

MN 135  akammavibhagasutta     MN135. 小なる行為の区分の経

Kammassakā, māava, sattā kammadāyādā kammayonī kammabandhū kammappaisaraā. 

Kamma satte vibhajati yadida—hīnappaītatāyā”ti.

知覚する生命体とは、行為を自らのものとし、行為を相続し、行為を根源とし、行為を眷属とし、行為を帰依所とするものたちのことです。

 

Kammassakatā   カンマだけが自分の産物   「業が自己である」「命の材料は業である」「業自性」

kammassako        カンマを所有し、カンマの蓄えがカタチになる

kammadāyāda   カンマを次々と受け継ぐ 業は相続するもの  相続する財産を「業」という

来世はカンマから生まれる   「生きるエネルギー」を財産として生命が生まれます。

Kammayoni     カンマの起源、  Yoniとは、胎、子宮、生、生まれること、起源、原因、originという意味。

カンマが生命を生み出す。生命を創ったのは業です。業が初めて生命を誕生させるのです。 

kammabandhu     カンマは親類、縁者。親族に守られ育てられ、死ぬまで絆は切れません。 

kammapaisarao  カンマは拠り所  paisaraa  shelter help protection避難所 拠り所

 

これらはkammassakatā ñāaと呼ばれ、意味はkammaエネルギー回路 + Sakatā自体の性質 + ñāa 潜在意識の理解です。

 

他の経典にも同様のことが記述されています。

AN10.216 Sasappanīyasutta    AN10.216. 蛇行するものの経

AN5.161  Pahamaāghātapaivinayasutta   5.161. 第一の憤懣〔の思い〕の取り除きの経

「第一の害心調伏経」(『増支部』5-161

 

このkamma(エネルギー回路)によって、生命体は31領域に区別されて転生すると説かれています。

輪廻や31領域の詳細を知りたい方は以下のリンクを参照してください。

輪廻転生の証明

31領域での宇宙エネルギーの流転  

 

 

指導のポイント

心の安穏を最優先する

実践を通して、最優先することは心の安穏です。いろいろな反応が生じてきますが、バランスを保ちます。

 

感覚をありのままに受け入れる

良い感覚も悪い感覚も、そのまま受け入れ、執着や嫌悪を抱かないようにします。

 

感覚に反応しない

感覚に反応すると次の思考のステップのトリガーになります。そこで、感じたことに対して何かを想ったり、考えたり、言動したりしないようにします。

 

思考するのではなく感覚を感じる   

感覚の後に思考に移行するのではなく、客観的に感覚を観察し続けます。「考えるのではなく感じろ」です。

 

集中力を維持する:

感覚に対しての意識(関心)が途切れるたびに、感覚の変化に関心を戻します。

雑念が浮かんだときに心の安穏を維持していれば、その雑念の回路は弱体化します。

 

無常を理解する:

すべての感覚は変化し、やがて消えていくことを理解します。

また、自分の考えや「わたし」も同様に無常なので、基準にできる実体ではありません。

 

 

 

コースの指導内容

繰り返しますが、最優先することは心の安穏です。いろいろな反応が生じてきますが、心のバランスを保ちます。

 

1〜3日 アーナーパーナ瞑想:

呼吸に意識を集中させて、集中力を高める瞑想です。鼻腔を通る空気の流れに関心を向け、呼吸の感覚に気づきます。

 

4〜10日 ヴィパッサナー瞑想:

体感覚をスキャン 頭頂から足先、足先から頭頂へと意識を動かし、身体の各部分で感じる感覚に気づき続けます。

思考しない    感覚から思考の連鎖に移行せずに、主観の評価せずに常に感覚を感じ続けます。

集中力の維持   感覚の変化に対する気付きが途切れると思考の連鎖に移行するので、そのたびに関心を感覚に戻します。

反応しない    感覚を評価せずに、そのまま受け入れます。執着や嫌悪を抱かず、感覚は無常であると理解します。

感覚の機能:    快、不快、中立のタグを付加すること、それらは実践で確認できます。 

自動反応回路   潜在意識に自動的に反応する回路があることが確認できます。

 

 

指導内容と意識との関連性

日目 鼻腔を通過する呼吸の感覚を気づき続ける

    表層意識の集中

 

2日目 鼻腔と鼻下に皮膚感覚に気づき続ける

    表層意識から潜在意識への移行

 

3日目 鼻下の微細な皮膚感覚だけを気づき続ける    

    鼻下の皮膚感覚と潜在意識は関連性がある

感覚と意識の関係を体感する

 

    呼吸が小さく細くなると、より微細な感覚があることがわかる。 たとえば3元素の性質。

潜在意識にも段階があることを体感する   

 

4日目 鼻下の皮膚感覚を頭の先から足の先までの体全体に意識を向けてただひたすら感じ続ける

    体全体の感覚を1時間で2回から5回ほど繰り返して感じる

    これは潜在意識の各部所を体感することを意味する 

ヴィパッサナーが効く理由 潜在意識との関係性

 

徐々に微細な感覚と潜在意識の関係性を理解するようになってくる

痛みやこわばりなどを感じる時に、それらを嫌だとか、除こうとか、想い始めることを「反応」と呼ぶ。

「痛み」「しびれ」「硬さ」の感覚がある、と認知するだけにとどめる。

同様に、気持ちいい、良い、という評価や判断も反応になるので控える。

 

心の大手術が始まると言われるが、特に何も変化を感じられない人もおおい。

「夢は睡眠中に意識に混入してくる無意識の表象の一部」精神分析学者フロイト

    潜在意識のシンボルを察知することで、そこに自動反応回路があることが認知できる。

    完全に認知された自動反応回路はもはや自動ではなくなり、ただの回路になる。

    このように自動反応回路を弱体化するのが、ヴィパッサナーの心の大手術と呼ばれるもの。

心の浄化とは、自動反応回路を弱体化して、除去すること。

 

5日目 皮膚感覚を頭から爪先まで順番に感じ続けるが、それらが感じられない箇所が出てくる。

その時は、それらが感じられるように12分ほど留まり、感じないときには次に移行する。

心が安穏とし、呼吸が小さくなると感度が繊細になり、徐々に感じられるようになっていく。

    粗い感覚は表層意識、微細な感覚は潜在意識と関連性がある   

感覚でつながっているココロとカラダ

 

6日目 皮膚感覚が生じては消え去るのを感じ続ける

    肉体の感覚が生じては消え去ることは、メンタルが生じては消え去ることに対応している。

    無常はパーリ語のaniccaの漢訳です。

    意味は、対象になるすべてのものは「生じては消え去る」ことを意味します。

    これは物質エネルギーだけではなく、メンタル界も含まれます。

    したがって、長期のスパンでみると、自分の欲することを維持することは物質・メンタルの両方からできません。

         aniccaを気づき続ける方法  sampajāno

 

7日目 体の感覚がスムーズに全体で感じられるようにする

  微細な感覚を感じ続けることで、意識の基準を表層意識から潜在意識に移行する

    感覚が感じられない箇所は、潜在意識で気づけていない箇所があることを示している。

感覚について スマナサーラ長老の法話  

 

8日目 体感覚を頭上から爪先まで、左右対称に同時に感じられるようにする

    体の感覚を感じる箇所が部分から全体性に移行する。

    

一呼吸で体全体の皮膚感覚を感じられるようにする

    潜在意識の1つの層を捉える試みになる

    体全体の皮膚感覚がまるで1つのように感じられると、それはその時の潜在意識の1つの層と連動している。

  

 

9日目 皮膚だけではなく体内の内臓の感覚も感じられるようにする

体全体が溶けているように感じ、感覚が固体の連続から1つの流体に変わる。

これはフリーフローやスウィーピングと呼ばれもの。

 

    全体が1つになる感覚が生じた時、潜在意識の自動反応回路が解体して元のパーツに戻っていくことを意味する。

    このメカニズムはまた次の機会に解明します。

フリーフローの体験は1つの目標が達成されたことになるが、これからやっと、心の浄化が始まる。

 

 

10日目 フリーフローの後に、体のあちこちに坐禅による肉体的ものではない痛みを感じることがある。

そして、体に新たなこわばりが感じられるようになる。

痛みがあるところに意識を集中させて、その痛みが軽減するようにする。

再度、フリーフローを感じられるように実践を続行する。

 

     自動反応回路が解体したことで、次には古い自動反応回路がすぐに浮かび上がってくる。

この痛みのメカニズムをまだ説明できないが、肉体と新たなメンタル体との差異から生じるという説がある。

     すなわち、回路が解体したことで過去のメンタル体から新たなメンタル体に移行するので、

過去のメンタル体に慣れていた肉体がその変化に対応できずに痛みになる、という解釈である。

 

メッタ瞑想

メッタ瞑想  Mettā Bhāvanā

メッタの頌歌

 

 

 

どのような10日間を過ごすのか  参加日と出発日を合わせると12日間

初日は夕方までに行き、受付で貴重品やスマホ、筆記用具、本などをすべて預けます。

合宿中は、デジタル機器に触れることはもちろん、読書をしたり文字を書いたりすることもできません。

他人とのコミュニケーションも絶ちます。会話することの他、ジェスチャーやあいづち、筆談も禁止されています。

まるで1人で修行をしているかのように10日間を過ごします。

 

4:00 起床
4:30-6:30
瞑想(2h
6:30-8:00
朝食、休憩
8:00-11:00
瞑想(3h
11:00-13:00
昼食、休憩
13:00-17:00
瞑想(4h
17:00-18:00
ティータイム、休憩
18:00-19:00
瞑想(1h
19:00-20:30
講話
20:30-21:00
瞑想(0.5h
21:30
就寝

 

1時間ごとに短い休憩はありますが、つらいのは体の痛みです。

いろいろと座り方を試す中で、負担の少ない座り方を徐々に習得していきます。

基本的に瞑想中はどんな座り方でもいいですし体勢を変えても良いのですが、4日目からは「全く体を動かさない」という1時間の瞑想が1日に3回あります。

「体が痛くても反応せずにただ観察する」のは、渇望や嫌悪に反応しないトレーニングのためです。

 

ヴィパッサナー瞑想の指導者、ゴエンカ氏の教え

ヒトは生涯の中で起こる出来事に対して、「反応」をひたすら繰り返してきたとゴエンカ氏は言います。

反応の中で、私たちを苦しめているのが「渇望」と「嫌悪」に結びつく反応です。 

たとえば、「もっとほしい!」「あれはヤダ!」と感じる心情が、苦しみを生み出し続けている、と説きます。

この流れを断つためにヴィパッサナーを行います。

 

この世のすべてのものは、「生まれては消え去る」ことを繰り返しています。

すなわち、すべては常に変化していて、永遠に存在し続けるものはありません。

あらゆる物質は、素粒子でできているからです。

素粒子は波にも粒にもなり、一瞬一瞬と変化し続ける物質の最小単位と今のところ定義されています。

 

私たち人間の心も同様に、この瞬間にも変化し続けています。

したがって、そのような物質エネルギーやマインドは固定した実体があるものではないので、これらに、渇望や嫌悪という反応をするのは長いスパンから見ると根源的には意味がありません。

生じては消え去るものにいくらこだわってもどうすることもできず、「わたし」は無力だからです。

ところが反応することで、それは次の言動のトリガーとなり、その後の誤謬の連鎖に繋がります。

これが苦しみのメカニズムです。

 

感覚の変化をあるがままにただ感じていれば、それはいつか消えていき、苦しみが深くなることもありません。

訓練中は、ひたすら自分の体の感覚の変化に意識を向けます。体のどこかが痛かったりかゆかったりしても、「足が痛い。どうすればいいんだろう」「この箇所は何も感じない。どうしよう」と考えるのでは、反応しているということになります。

このような場合は、足に痛みが感じる、この箇所には何も感じない、という感覚を知覚する段階に留まるようにします。

これが反応をしない、すなわち思考の連鎖に移行しないための練習です。

 

コースが終わった後でも、反応しやすい環境の中でも、心の安穏さを保ちながら、ただそのままを感じ続ける訓練を続けることで、潜在意識の回路は弱体化します。

ヴィパッサナーが効く理由  効果が生じるメカニズムと実践のコツ

 

 

 

10日間の瞑想の中で変化する思考

これまでに誰とも目を合わせず、話すことがなく、自分だけを感じている環境にいた経験がないので、

10日間のコースの中で徐々に自分の思考が変化していくのを感じます。

1日目や2日目は、気になっている仕事や生活や人間関係のことがあれこれと頭に浮かんでくるかもしれません。

「あの判断はこうしたらよかったかな…」
「あの人はどうしているだろう…」

と、いろんな後悔や空想が次々と頭に浮かんできます。

それでも「心の平静を保って集中しよう」と自分の体の感覚を感じ続けるようにトライします。

それでも体の痛みや坐っている意味が気になって、自分の考え方自体が特に変化しているようには感じないかもしれません。

しかし、これまでにない体験を重ねることで、新しい発見はあります。

たとえば、渇望や嫌悪に反応することで、その苦しみはより一層深まることはあるのかもしれない、と10日間の経験から推察したりするのも、思考の変化です。

 

 

心の浄化につながった“瞑想以外”の要素

「慈しみの心があると、他との差異よりもみんなとの共通点に関心が向くようになること」

「変化し続けるものにいくらこだわっても、自分の力ではどうすることもできないことがある」

「生きとし生けるものの幸せを願い、自分が提供できるものを惜しまないこと。」

「自分の体は自分ではないのかも」

「私って自動反応回路の連鎖なのかも、つまり私がないときもあるのかも」

「ヒトの認識はバイアス(過去に作った回路)の積み重ねによるアウトプットなのかも」

これらのことを想っているだけでも、自動反応回路が弱体化、すなわち心の浄化に繋がるようです。